2016年7月11日

12年前に掴み損ねたトロフィーをパリの空へ掲げた



ポルトガル10フランス


前半の早い時間帯に、クリスティアーノ・ロナウドが負傷交代し、
その後も防戦一方の展開が続いていたので、
これはフランスに得点が入るのも時間の問題かなと思っていたら、
3枚目の交代カードとして投入されたエデルが延長戦でゴールを挙げ、
この1点を守り切ったポルトガルがEURO初優勝。

前半にベンチに退いたロナウドが、
延長戦に入ってからテクニカルエリアまで出てきて、
監督とともにピッチにいる選手に向かって指示を送る姿には、
12年前の自国開催のEUROの決勝で敗れた悔しさを知る者として、
この試合に懸けるほとばしる熱意が感じられたね。

攻撃のアクセントになっていたレナト・サンチェスを下げてまで、
エデルを投入する采配には疑問に思ったけど、
ロングボールのターゲットマンとして攻撃の起点になり、
試合の流れを引き寄せただけでなく、
ポルトガルという国の歴史に名を刻むゴールまで決めたので、
結果的に大正解だったね。

また、フランスの猛攻に対し、体を張ってゴールを守り続けた、
ルイ・パトリシオにも、エデルと同等の賛辞を贈りたい。

グループステージで3試合を全て引き分けで終え、3位だったのにも関わらず、
今大会からのレギュレーション変更に救われて、
進出した決勝トーナメントを勝ち抜いての優勝だったので、
ケチをつける人もいるだろうけど、1992年大会のデンマークや、
2004年大会のギリシャといった、伏兵の躍進がEUROの醍醐味でもある。

ポルトガルの他にも、大会初出場のウェールズとアイスランドが、
決勝トーナメントに進出するなどの健闘を見せたので、
今大会は、非常にEUROらしいEUROだったと言えるんじゃないかな。



対するフランスは、自国開催の決勝戦で敗れるという屈辱を喫してしまった。

一昨年のブラジルW杯の覇者であるドイツとの対戦から中2日ということで、
コンディション面で万全じゃなかったというのもあるんやろうけど、
シソコ、マテュイディ、ポグバの3人が揃った中盤は、
パワーとスピードでポルトガルを圧倒していたものの、
この試合のピッチには、彼らを操縦する司令塔がいなかったように思える。

グリーズマンとパイェはテクニックのある選手だけど、
アタッカーの色の方が強い選手だしね。

キャバイェやシュナイダルランあたりは、
そういう役割を担えそうな感じがするんだけど、
デシャンのお眼鏡に適わなかったんでしょうかね。



ヨーロッパではポルトガルが覇権を握り、
南米ではブラジルとアルゼンチンの2強が崩れつつあり、
どことなく、世界のサッカー強豪国の勢力図が変化している感がある。

再来年のロシアW杯では、
どこの国の代表がトロフィーをモスクワの空に掲げているのか、今から楽しみやね。















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