2016年9月26日

この勝ち点1で苦しくなったと見るか面白くなったと見るか



ガンバ大阪33FC東京


ここ最近、ホームでの勝率が良くなったので、
てっきりアウェイチームを接待するのはやめたのかと思っていたけど、
首位・浦和との直接対決を1週間後に控えたこのタイミングで、
また営業再開するとは思ってもみなかったわ。

それとも、ここ数試合、新スタ特需の効果が薄れ、
観客数が目減り傾向にあったけど、
この試合では、久々に3万人以上入ったことで、
シーズン序盤の感覚が蘇ったのだろうか。

ホームで観客が入るほど、勝率が悪くなるって、
それってプロとしてどうなのよって気がしなくもないけど。



前節、負傷交代した遠藤とオ・ジェソクの代わりに、
今野と米倉がスタメンに名を連ねた今節。

今野と井手口というボール奪取能力に長けたダブルボランチにより、
締まった試合になるかと思われたけど、お互いに球際が緩く、
一転してオープンな試合展開になったね。

まあ、どちらのサポーターでもない人からすれば、
たくさん点が入って面白い試合だったのかもしれないけど、
自陣での軽率なパスミスや、
人数が揃っているのにも関わらず、寄せ切れずに失点しているのを見ると、
2ndステージで優勝を争っているとはいえ、年間順位では、
首位と勝ち点10以上も離されているチームなんだなと思い知らされる。

まあ、同じことは相手チームにも言えることではあるけども。



前半途中に2-2のタイスコアになってから、
膠着状態に陥った試合の流れを打破すべく、後半頭から遠藤がピッチへ。

ここでベンチに下がったのが、井手口ではなく今野だったことから、
長谷川健太の頭の中でボランチの序列が徐々に変わりつつあるのかなと思ったね。

この試合を観戦に訪れたハリルホジッチは、
井手口のことを称賛していたらしいけど、
この試合での井手口のパフォーマンスはそこまで良くなかったように思う。

今年の井手口は、五輪の予選があったことで、
1月からほぼ休みなく稼働しているので、
フィジカルコンディションをキープするのが難しいと思うけど、
大勢の人に期待されている選手なので、それに応える活躍を見せてほしいね。



後半終了間際に平山にゴールを決められ、万事休すかと思っていたら、
その1分後に米倉のシュートを藤春がつま先で押し込み、
なんとか勝ち点1を拾い上げたね。

後半、アデミウソンや長沢に決定的な場面が訪れたのにもかかわらず、
そこを決めきれなかったのが痛かったかな。

願わくば、直接対決で勝てば首位に浮上できるという勝ち点差で、
埼玉スタジアムに乗り込めれば最高だったんだけど、
思えば、一昨年の32節は勝ち点5差で迎えたんだっけか。

まあ、あんな劇的な展開が二度も起こるとは考え難いけど、
その二度目に期待することが、残り少ないシーズンに於ける、
最大のモチベーションであることは間違いないね。

負傷が長引いた岩下の穴を、自身が成長することによって、
見事に穴を埋めた金正也が累積警告で出場停止になるのは痛いけど、
首位に立つチームとの試合に総力戦で臨んでほしいと思います。



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