2016年9月7日
とりあえずその10番を脱ごうか
日本2-0タイ
近年、国内でのサッカー人気に押され、成長が著しいと言われているタイだけど、
この試合を見る限りだと、タイがW杯出場権を争うには、
あと10年ぐらいかかりそうだなと思わざるを得なかった。
昨年のACLで、タイの3番のテーラトンに、
2回もFKを決められたガンバのサポーターが、
こんなことを言うのも何か偉そうやけども。
この試合のスタメンに浅野と山口が起用されたあたり、
ポゼッションスタイルのタイをカウンターで嵌めようという、
ハリルホジッチの意図は明確だった。
わずか半年でドイツでの挑戦を終え、国内リーグ2部の古巣へ復帰したことで、
そのメンタルの弱さが叩かれていた山口だけど、
この試合で、タイの攻撃のキーマンである18番にボールが入ると、
確実に潰していたあたりは経験値の高さを感じたね。
18番が仕事できたのは、西川が顔面でシュートセーブした場面で、
ラストパスを供給したところぐらいじゃないだろうか。
まあ、セレッソの選手を褒めるのは気分が悪いのでこの辺にしておくけど、
山口のボール奪取から前線の浅野へ素早く展開するという展開は多かったので、
実際、狙い通りの戦いは出来ていたと思う。
ところが、日本の4番と10番が、
あまりにも不甲斐ないプレーに終始したことがこの試合を難しくしてしまった。
スポンサーの絡みがあるのではと邪推したくなるほど、
この2人のポジションは聖域と化しているけど、
悪いプレーをすれば起用しないという毅然たる態度を、
2人も示してほしいと思うね。
正直、この日のタイ相手に2得点というのは物足りなく、
日本のパフォーマンスは低調だったと言わざるを得ないけど、
その中で光明だったのが原口元気。
ハリルホジッチ体制では、ボランチやSBでも起用されるなど、
便利屋的な起用法が目に付く彼だけど、この試合でのパフォーマンスを見て、
やはり彼はウィングプレーヤーだと再認識させられた。
先制ゴールとなるヘディングシュートを決めただけでなく、
試合終盤にユニフォームを泥だらけにして守備に奔走する姿からは、
浦和にいた頃の俺様ドリブラーの面影は全く感じられなかった。
個人的には、左ウィングのポジションは、宇佐美に勝ち取って欲しいんやけど、
その宇佐美は、その原口との交代で試合終盤に出場機会を得たものの、
結果を残すことができなかったので、原口に水をあけられた感は否めないね。
この2試合の4番と10番のパフォーマンスを見る限りでは、
ポジションを奪う余地は十分にあると思うので、
原口、宇佐美、武藤、そしてこの試合では出場機会の無かった清武には、
より一層の奮起を促したいね。
次戦は、ホームでイラクと対戦。
タイと同じく、W杯最終予選を連敗発進したイラクやけど、
チーム力はタイよりは上だと思うので、油断していたら足元をすくわれかねない。
あんまりのんびりしていると、
オーストラリアとサウジアラビアに置いてかれてしまうので、
先日、恥辱を味わったホームできっちり勝ち点3を積み上げましょう。
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