2017年5月1日

これがガンバ大阪のやり方だ



日産行ってきました。




ガンバ大阪10横浜F・マリノス


2009年以来勝利が無く、
ガンバにとっての鬼門の一つとして数えられている日産スタジアム。

ただ、嫌な負け方をした記憶もあまり無く、
引き分けが多いという印象があるので、
個人的に味スタに比べればネガティヴなイメージは薄い。

8年前の日産での試合と言えば、
CKにしておけばいいルーズボールを飯倉が無理にピッチの中に戻したら、
ちょうど橋本の目の前にボールが転がって、
無人のゴールに蹴り込んだシュートが決勝点となった試合だったね。

あの時、日産のアウェイゴール裏にいた自分は、この試合でも同じ場所にいて、
あの時、ミスを犯した飯倉は、
この試合でもマリノスのゴールマウスを守っていた。

月日が経つのは早いものだなと、
試合後に項垂れる、自分と同い年の飯倉の姿に思いを馳せてみたり。



マリノスと対峙するにあたり、
一番注意しなければいけない選手は、無論、齋藤学なわけやけど、
この試合では、オ・ジェソクの徹底マークで封じ込めることに成功。

逆サイドでは、藤春とマルティノスが、
両者の武器であるスピードで鎬を削りあい、
中盤では井手口と倉田が天野と喜田を相手に中盤の主導権を奪い合う。

戦前の予想通り、塩分過多の試合展開となった前半ではあったものの、
球際の攻防は非常に見応えがあったんじゃないだろうか。



膠着した展開を打破すべく、
後半14分にアデミウソンと長沢を投入した長谷川健太。

赤﨑は、動きは悪くなかったのだけど、
中澤&デネゲクと対峙するにはさすがに厳しかったか。

まあ、同じことはあちらさんにも言えたようで、
直後に、伊藤翔に代えてウーゴ・ヴィエイラを投入していましたけども。



ストライカー投入の効果が早速現れたのはガンバの方で、
アデミウソンが華麗なバイシクルシュートを古巣のファンに披露し、
コンディションの良さをアピールすれば、
長沢も早速シュートを放ち、試合の流れを引き寄せることに成功。

そんな良い流れの中で生まれたのが、この試合の決勝点となった、
堂安の先制ゴールだったね。

これで公式戦3試合連続ゴールとなったわけだけど、
結果を残す分には、いくらSNSで誤爆してくれても問題なし。

また、このゴールを生み出すまでのプロセスも見事だった。

藤春のスピードを殺さない藤本のスルーパスから始まり、
藤春のボテボテのクロスが、結果的に長沢の華麗なヒールを演出。

近年のガンバではあまり見られなかった華麗な崩しに、
それこそ8年前に日産スタジアムで勝利した時代のガンバを、
重ね合わせることができたね。



試合終盤に、藤本に代えて丹羽を投入して逃げ切りを計ろうとするも、
却ってサンドバッグ状態となるのが長谷川健太クオリティー。

まあ、ボールの出所へチェックに行ける人数を減らして、
ゴール前の人数を増やしているんだから、
クロス上げられ放題、シュート打たれ放題になるのは、
当たり前と言えば当たり前なんだけど。

Jリーグではこれでもなんとか凌ぐことができるものの、
昨季、今季とACLで結果を残せていないのは、
こういうところに原因の一つがあるんじゃないかと思ったりもするんよね。



大宮爆弾が浦和に炸裂したことで、これで首位との勝ち点差1に。

次節は、浦和と鹿島の直接対決なので、
結果如何では首位に浮上する可能性も出てきたね。

それほど順調に行っている感じもしないのに2位という位置にいるのは、
やはり地力があるということなんでしょうかね。

次節のホームでの清水戦は、
今節、約20年ぶりに、ベンチ入りしたものの出場機会が訪れなかった、
遠藤の奮起に期待しましょうか。




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