2017年4月25日

なんということだ、これがあのマスターオブガンバか



ガンバ大阪33アデレード・ユナイテッド


この日のスタメンの顔触れを見て、先の大宮戦で採用し、
結果も残した4-4-2を継続したんだなと言うのは安易に想像できた。

ただ、直近のブログでも触れたように、
3年前に三冠を獲得したシーズンで採用していたこの布陣は、
遠藤の守備力の低下によって放棄することになったはずなのに、
この試合のスタメンに遠藤が名前を連ねているのは矛盾しているような気がした。

そんな懸念材料を抱えながらも、
前半の早い時間帯で、CKから長沢の先制ゴールをアシストした場面では、
リスクを冒して遠藤を起用した対価が得られたと思う。

ところが、もはやお約束となった金正也のやらかしから失点し、
試合の流れが変わって守勢に回る時間が増えると、
一転してパスミスとボールロストを連発してピッチの中央に大きな穴を開け、
その後、オ・ジェソクが藤本との連携で獲得したPKも、
明後日の方向に蹴ってしまい、汚名返上の機会すらフイにしてしまった。

青と黒のユニフォームの胸に輝く9つの星。

その全ての試合でピッチに立っていた遠藤に対しては、
もちろんリスペクトはしているんだけども、
今の状態の遠藤を起用し続けることで、
チームにとってどれほどのメリットがあるのだろうか。

誰もこんな遠藤の姿なんて見たいと思わないはずだ。



ただ、今季のガンバのACLでの戦いは、
グループステージ初戦のアウェイでのアデレード戦以外は、
負けて然るべき内容で負けたわけだったけど、
この試合に関しては光明もあったと思う。

その最たる例が、この試合の2点目を決めた堂安。

先日の大宮戦でも2得点を挙げた18歳は、
ペナルティエリアから外れた中央やや右寄りの位置から、
クロスを上げると見せかけて、
ニアに空いたコースに叩き込む見事なショットを決めてみせた。

また、ガンバに加入してから、その持ち味を発揮できずにいた藤本も、
この2試合では右MFとして、高いキープ力からチャンスメイクをこなし、
ようやく自分の居場所を見つけたような印象。

昨季、J3の試合にオーバーエージとして出場していたことで、
堂安との連携が確立されているのも大きいと思うね。

そんなポジティヴな要素があった試合を、
勝ち試合につなげられなかったのは残念でならないけども。



自力突破の可能性は残っていると言っても、
裏の試合で済州が江蘇蘇寧に勝利したことで、
最終節のアウェイの済州戦は4点差以上の勝利が必要になったため、
実質、敗退はほぼ決定と言っても良いだろうね。

まあ、そうは言っても自分はガンバサポなので、
バルサとPSGの試合のような奇跡を期待しているところもあるんだけども、
とりあえずは週末の日産でのマリノス戦に目を向けましょう。

マリノスは、明日、ルヴァンカップの試合を控えているので、
日程面ではガンバが有利と言う見方もできるけど、
モンバエルツは、ルヴァンカップを、
若手育成の場と完全に割り切っている節があるので、
日曜日の試合に出てくるメンバーは、
全員フレッシュなメンバーと考えて良いだろうね。

古巣との対戦に間に合わせるように、
アデミウソンとファビオも復帰してきたので、上手く選手をやりくりしつつ、
8年ぶりの日産での勝利を掴んで欲しいと思います。




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