2017年6月7日

イラク戦に向けて雨の味スタで収穫したもの



日本11シリア


シリアと言えば、
昨年の3月に埼玉スタジアムで行われたロシアW杯2次予選に於いて、
山口蛍が鼻骨を骨折した試合が思い出されるね。

試合自体は、5-0と楽勝だったものの、山口蛍自身はこのケガが原因で、
半年でドイツでの挑戦を諦めることになった。

まあ、もっとも、今は大阪の女子高で楽しく生活しているみたいだけども。

そう言えば、この試合では、前半の早い時間帯に、
香川が肩を負傷して交代するアクシデントもあったね。

どうやらシリアは、お隣に縁のある選手を、
故障させるスキルを持ち合わせているのかもしれない。

来週の中国戦の前に、南津守に行って練習でもしてきてはいかがでしょう?



仮想イラクという位置付けで対峙したシリア。

守備ブロックを敷いてカウンターを狙うシリア相手に、
攻めあぐねる日本という構図が前半から続いたね。

ハリルホジッチのサッカーはゲームメイカーを置かないので、
どうしても中盤の構成力が落ちてしまう。

この試合では、両ウィングのボールの収まりも悪かったので、
CFの大迫が中盤まで下りてボールを受けないと、
チャンスが作れないような感じになっていたね。

それを受けて、後半から、本田を右インサイドハーフで起用し、
乾を左ウィングに配してから攻撃が活性化。

特に、乾のプレーは、シリアのDF陣に脅威を与えるだけでなく、
野洲高校時代を思わせるような遊び心のあるものが多く、
スペインのエイバルで充実の日々を送っていることを窺わせたね。

選手各々の良し悪しがはっきり出た試合だったように思うので、
来週のイラク戦のメンバーは想定しやすいかなと思う。



また、この試合の後半に、
中盤の選手が3人ともガンバ大阪所属の選手になるという、
ガンバサポ的には熱い時間帯も訪れた。

さらに、その時間帯に今野が同点ゴールを決めたことが誇らしかったね。

ただ、今野は、得点こそ決めたものの、故障による長期離脱から、
先日の磐田戦で復帰したばかりということもあってか、
今季の春先ほどの存在感は無かったかな。

W杯に向けての重要な試合が控えているので、
気持ちは逸るところやけど、焦ってまたケガをされても困るので、
徐々にコンディションを上げていって欲しいと思う。

対して、井手口はA代表初キャップとは思えないほどの落ち着いたプレーぶり。

同じポジションの山口蛍とのポジション争いに名乗り出るだけでなく、
この試合で今一つ持ち味を発揮できなかった倉田の尻を叩く意味でも、
井手口の出来は収穫だったのではないだろうか。



8月にオーストラリア、9月にサウジアラビアと対戦することを踏まえれば、
来週のイラク戦は絶対に勝っておきたい相手。

正直、シリア相手に良い試合ができたとは言い難いけど、
きっちり勝ち点3を積み重ねて、
最終予選の大一番へ歩みを進めて欲しいと思います。




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