2018年8月1日
勝ち点3に繋がらなかった激情の虎の吠声
ガンバ大阪1-1ジュビロ磐田
うーん、悔しい。
後半37分に”磐田キラー”のファン・ウィジョのシュートが、
カミンスキーの守るゴールのネットを揺らした時、
宮本監督のJ1での初勝利がぐっと近づいた気がしたんだけど、
同じ相手に4度も負けられないという磐田の意地が勝ったような格好になったね。
まあ、試合の最終盤は、決定的なピンチを、
東口のビッグセーブ連発で逃れる格好になっていたので、
いつ失点してもおかしくない状況にはなっていたのだけども。
昨季のルヴァンカップ準決勝、大阪ダービーの2nd legの時もそうだったけど、
クリアをただ前に大きく蹴り出していただけなので、
セカンドボールを拾い続けた磐田の攻撃を受け続ける状態になっていたのが、
試合終了間際の失点の要因だったのかな。
ファン・ウィジョかアデミウソンがコーナーキープをして、
時間を稼ぐ場面を作れれば良かったのだけども。
この日のスタメンで特筆すべき点は、
何と言っても高宇洋と髙江麗央の、“ヤンレオ”コンビのダブルボランチだろう。
僕は宮本監督のU-23の戦いぶりをずっとウォッチしていたわけではないけど、
高と髙江のダブルボランチが宮本サッカーの生命線であることは、
たまにU-23の試合を見た時でも明らかにわかるほど明確だった。
クルピがスタメンで起用し続けた遠藤保仁をベンチに座らせ、
J1のピッチに送り出したことからも、2人に対する信頼度の高さが窺えるね。
ただ、宮本監督の指示だったのか、大久保と山田をチェックする仕事に終始していて、
前半はボランチの2人が前線に絡むような場面はほとんど見られなかったため、
この試合では、J3の試合の時のようにチームのエンジンにはなりきれなかった。
特に、前半で交代になってしまった髙江は不完全燃焼だっただろうけど、
この2人の実力はこんなもんじゃないと思っているので、
近い将来ガンバ大阪の中盤の屋台骨になるためにも研鑽を積んで欲しいと思う。
前半は決して良いパフォーマンスとは言えないガンバだったけど、
後半頭から遠藤を投入したあたりから流れが好転。
前半は、後方からのビルドアップに苦心する場面が多く見られたけど、
遠藤が入ることでスムーズになったね。
そもそも、このブログで何度も書いているように、
38歳の遠藤を酷使することはチームにとっても本人にとってもマイナス面の方が大きい。
この試合での遠藤の起用法は、ザッケローニ政権後期の日本代表でも見られたもので、
45分限定や週1試合限定のような制限した起用法をすれば、
まだ戦力として計算できる選手だと思う。
とは言っても、遠藤はあくまでチームの1ピース。
残留争いに苦しむ現状を打破するためにはチーム全員の頑張りが必要なので、
選手1人1人が主体性を持って、
チームの勝利のためにハードワークするというところは肝に銘じて欲しいと思う。
次節は、アウェイで名古屋戦。
16位に沈むガンバにとって2チームしかいない、自分たちより順位が下のチームなので、
確実に叩いておきたい相手ではあるけど、W杯による中断期間が空けてから、
試合内容が向上し、結果もついてきているのが不気味なところ。
また、次節を以って、ファン・ウィジョが、
韓国代表の活動で約1ヶ月チームを不在にするため、
エースがいるうちにシックスポインターズを制しておきたいという気持ちもあるね。
磐田相手にも得点の匂いがするのはファン・ウィジョだけだったので、
ファン・ウィジョ不在の間は誰が点を取るんだっていう大きな懸念はあるけど、
ファン・ウィジョが安心して韓国代表に合流できるように、
選手全員がベストを尽くして勝ち点3を掴み取りましょう。
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