2018年8月10日

この日が宮本恒靖新体制のスタート



ガンバ大阪21FC東京


「またダメなのか」

ディエゴ・オリベイラのシュートが東口の守るゴールの天井に突き刺さった時、
勝負を決める次のゴールが東京に決まるような気がしてならなかった。

もちろん、ピッチに立っている選手たちのことは応援しているのだけども、
つい5日前に、後半だけで2点リードをひっくり返される試合を目の当たりにしただけに、
どうしても脳裏からネガティブなイメージを拭うことが出来なかった。

ところが、良い意味で予想は裏切られる。

試合終了の笛がいつ鳴ってもおかしくないという時間帯に、
アデミウソンが振りぬいた左足から放たれたシュートは、
林の守るゴールのネットを揺らしてみせた。

このゴールが決勝点となり、9試合ぶりにガンバに訪れた歓喜。

これまで、その能力を期待されながらも、
故障などの影響で十分に発揮できていなかったアデミウソンだったけど、
消耗の激しい夏場の試合の後半最終盤の時間帯にも関わらず、
ノーステップであれだけ強烈なシュートを打てるということは、
もうコンディションは問題なさそうやね。

ただ、このゴールだけで今まで休んでいた分がチャラになったとは思わない。

これからも続く厳しい残留争いを勝ち抜くために、
ガンバ大阪のナンバー9としての働きに大いに期待したいね。



この試合のスタメンで特筆すべきは、
J1デビューとなる一美の起用と、三浦の右SB起用だろう。

前者に関しては、相変わらずゴールは決められないものの、
J1デビューの試合とは思えないぐらいの出色のパフォーマンスだった。

ただ、J3の試合を見る限りでも、
あのポストワークはJ1でも通用するだろうと思っていただけに、
個人的には、特段、驚きは無いのだけども、
敵将の長谷川健太は、一美がこれだけやれることに驚いたんじゃないだろうか。

昨季まで5シーズンガンバ大阪の指揮官を務めた長谷川健太は、
古巣のことを知り尽くしていると思うけど、
長谷川健太はトップとU-23を分離させていたので、一美だけではなく高や髙江も含め、
J3を戦う選手たちの能力を正確に把握しているとは思えなかったからね。

まあ、今季からトップとU-23を一緒に行動させているはずなのに、
クルピにも同じことが言えてしまうのが残念な事ではあるけど、
U-23で宮本監督の教えを受けた選手たちが、
J1のピッチでも宮本監督に初勝利をもたらす働きを見せるなんて、感慨深いものがあるね。



後者に関しては、試合の序盤こそ守備面で危なっかしい場面が見られたけど、
攻撃面では高いクロスの精度で東京の守備陣の脅威になっていた。

まあ、CBとしてあれだけ正確なロングフィードを蹴れるのだから、
SBとして精度が高いクロスを蹴れても別に不思議な事ではないけどね。

清水時代はSBをやる機会もあった三浦だけど、
ガンバはSBの人材が過多気味なところがあるので、
ガンバに来てからはSBとしてプレーすることが無かった。

ただ、この試合だけで終わらせるにはもったいないパフォーマンスだったので、
もう少し継続してSBとして起用してもいいのではと思ったね。

本音を言えば、CBとしてのプレーをもう少し頑張って欲しいところではあるのだけども。



次節の対戦相手の札幌は、今季、彼らが戦ってきたどのシーズンよりも、
充実したシーズンを送っている。

ただ、やはり北海道のチームに、猛暑の夏場の試合はキツイのか、
ここに来て春先の勢いに陰りが見えるし、
札幌よりも1日多い中4日で次節を迎えられるのは大きい。

また、今節に引き続きホームゲームなので移動も無しと、
ガンバにとって至れり尽くせりの状況で迎える試合なので、
油断は禁物ではあるけど確実にモノにしたい試合やね。

宮本監督になって4試合目にしてついに初勝利を挙げたことで、
非常に喜ばしいことではあるのだけども、
富樫や大森のシュートミスに助けられたところもあるので、
諸手を挙げて喜ぶのは少し違う。

自分たちは残留争いに身を置く弱者だと認識して、
チャレンジャーの気持ちで札幌に立ち向かっていって欲しいね。




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