2018年8月6日
痛恨の念とともに更けていく豊田の夜
豊田行って来ました。
ガンバ大阪2-3名古屋グランパス
2点リードで前半を折り返した時は勝てると思ったんだけど、
後半だけでジョーにハットトリックを決められ、逆転負け。
J1残留を争う名古屋との直接対決は、
ガンバが来年もJ1で戦えるか否かを占う分水嶺だと思っていただけに、
この敗戦は勝ち点6を落としたに等しいね。
これまでガンバにとって豊田スタジアムは、
勝率が高くて良いイメージのあるスタジアムだったけど、
今回の敗戦でついた悪いイメージはしばらく拭えそうにないだろうね。
39.2度という猛暑が襲ったこの日の愛知県豊田市。
僕が中学生だった頃、センチメンタルバスというバンドが、
「♪39度のとろけそうな日♪」という印象的なフレーズで始まる、
Sunny Day Sundayという歌を歌っていたけど、
実際に39度の気温の中に身を置いてみると、
せーので走り出せるような元気なんて湧いてこないことがよくわかる。
それはプロのサッカー選手にとっても同じだったようで、
この試合は、終始、全体的に運動量が少なく、攻守の切り替えも遅い、
鈍重なリズムの試合だった。
ただ、そんな試合展開でも前半22分にアデミウソンのPKで先制すると、
前半のうちに藤本が加点し、2-0で前半を終えることが出来たのは、
ガンバにとってポジティブな要素だったと思う。
ところが、後半15分ぐらいになると、名古屋の選手たちよりも早く、
ファン・ウィジョを筆頭にガンバの選手たちの足が止まり始めた。
お互いに前節から中3日という試合ではあるけど、
名古屋は先週の試合が台風の影響で流れているため、
ガンバと比べて疲労の蓄積は少ないと思う。
ただ、前節の磐田戦の終盤もそうだったけど、
今のガンバには夏場の連戦を乗り切る体力が備わっていないように見えるあたり、
W杯によるリーグ中断期間中に、
キャンプを行わなかった影響は大きいんじゃないだろうか。
監督をクルピから宮本に代え、元日本代表のキャプテンが持つ求心力により、
チームを取り巻く閉塞感を一時的に緩和することに成功したけど、
41歳の青年監督が取り組まなければいけない問題は、
あまりにも困難だということをこの試合で再認識させられたね。
今のところ、今夏の強化部の唯一の成果である小野瀬が、
この試合でガンバの選手としてのデビューを飾ったけど、
結果的にこの試合で良かった点ってそれだけだろう。
今週の金曜日には、昨季までガンバの将だった長谷川健太が、
吹田スタジアムに帰ってくる。
今季はFC東京の将として、その手腕をいかんなく発揮している長谷川健太にとって、
今のガンバを退けることは造作も無いことかもしれないけど、
だからと言って、かつての自軍の将においそれと勝ち点3を差し出すほど、
ガンバの選手たちがプライドを失ったとは思いたくない。
チーム得点王のファン・ウィジョを欠くのは懸念材料ではあるけど、
金曜日の夜はガンバの選手たちに意地を見せて欲しいね。
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