2011年2月2日
白夜行
昨日は、東野圭吾原作、堀北真希主演の映画、白夜行を見に行ってきました。
俺は、東野圭吾の作品が好きで、大体30作以上は読んでるんやけど、
いかんせん小説の白夜行を読んだのは、高校1,2年ぐらいの頃やったから、
大体のストーリーの流れは覚えてても、細かい部分はよく覚えてないんよね。
大学生ぐらいの頃に山田孝之と綾瀬はるか主演で、
TBSでドラマもやってたけど、それも見てなかったしな。
だから、初めてこの作品に触れるっていう感覚で、
この映画を鑑賞させてもらいました。
まあ、ざっくりとストーリーを説明すると、
殺人事件の加害者の娘の雪穂と、被害者の息子の亮司が、
20年間という歳月をどう過ごしていくかっていう話。
ただ、特筆すべきなのが、この2人は恋人同士でもなんでもなく、
20年前の殺人事件以来、物語のシーケンスの中で交わることが無いんやけど、
それでもお互いの事を思いながら生活しているということ。
雪穂は自分の容姿や世渡りの巧さを駆使して、名家の御曹司・篠塚康晴を射止め、
社会的な地位を得るのに対し、亮司は、雪穂の過去を知り、
雪穂の生活の邪魔になりそうな人物を次々と殺していくっていう、
事件以降、全く違う人生を送る2人のコントラストが印象的な作品やね。
まあ、原作が長編小説やから、2時間30分の枠に収めるために、
ひっきりなしに殺人事件が起こったり、
康晴が、雪穂との結婚に反対する一派を会社から左遷するくだりとかが無くて、
だいぶ詰め込んだ感はあったけどね。
ただ、それでも物足りないっていう感じは無くて、
全体的に上手くまとまってるなっていう印象を受けたわ。
キャスティングに関しても、満足。
今回、雪穂という悪女を演じたことで、堀北真希の新しい一面を見ることができたし、
特に物語の終盤の、雪穂と美佳の2人でのシーンは、まさに迫真の演技やった。
それにしても、堀北真希は、ホンマにどんな役をやらしても上手いよな。
野ブタをプロデュースで見た時は、こんな役者になるとは思わんかったわ。
亮司を演じた高良健吾っていう役者は初めて知ったんやけど、
なかなかのイケメンやな(笑)
ただ、少年時代の亮司を演じた子役の顔を見る限り、
絶対この顔には成長せえへんやろうと思ったけど。
まあ、俺の中でキャスティングに関して、
この作品で一番存在感があったのは、笹垣を演じた船越英一郎やと思うけどね。
20年間同じ事件を追い続ける刑事役とか…
さすがサスペンスの帝王、ハマりすぎてるわ。
東野圭吾の作品は、全体的に映画やドラマ化されることを見越して、
書いてるような感もあるから、そんなにハズレが無いと思うんやけど、
今回の白夜行に関しては、かなり満足。
久し振りに原作の小説を読んでみたくなったね。
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