2012年6月27日

大敗フラグが一転、熱戦の末にドロー



ガンバ大阪22名古屋グランパス


札幌戦を終えてのガンバのリーグ戦の順位は、勝ち点12の16位。

1試合少ないうえでっていう但し書きがつくけど、
その少ない1試合の対戦相手が天敵の名古屋やったし、
札幌に快勝したとはいえ、ここ最近のガンバのパフォーマンスを考えれば、
星勘定に換算している人はあんまりいなかったと思う。

むしろ、この試合で勝ち点3を計算していたのは名古屋のサポーターやったやろうね。



木村とパウリーニョが故障したこともあって、
GKは木村から藤ヶ谷、パウリーニョの代わりには武井が入って、
遠藤がトップ下の4-2-3-1という、ガンバのスタメン。

最初は、トップ下に入った遠藤を、名古屋のアンカーの田口が捕まえ切れてなくて、
いい感じかなと思ったけど、右サイドからのクロスをファーで折り返され、
中で待っていた永井に合わされて、あっけなく先制点を献上。

その失点からさほど時間も経たないうちに、
藤本から入ったシンプルなロングボールをケネディに落とされ、
走り込んだ永井に決められて、あっという間に2点ビハインド。

その後、攻撃でもいい形を作れずにいたから、
このまま大量失点での敗戦を覚悟してしまったね。



でも、そんな流れを変えたのは、CKの流れから飛び出した中澤のゴール。

名古屋の阿部が残っていたように見えたから線審は旗を上げなかったんやろうけど、
真横からのVTRが無かったから、オフサイドなのかどうなのか断定しにくい。

名古屋のサポーターはムカついてるやろうけど、
文句を言うなら、ガンバじゃなくて線審にお願いします。

この中澤の得点から、徐々にガンバが流れを掴み始めたけど、
ガンバが良くなったっていうより、名古屋の方が、2-1というスコアを踏まえて、
ここから攻めんのか守んのかっていう意思統一がチームとしてできずに、
バランスを崩したように見えたね。

でも、中澤のゴールなんて、所詮ラッキーパンチみたいなもんやったから、
名古屋は今まで通りプレーしとけばガンバに勝てたやろうに、
何を神経質になることがあったんやろうなって思うけど。



前半を1点ビハインドで折り返したガンバは、
前半、執拗に狙われていた内田に替えて、後半頭から阿部を投入し、
武井を右SBへシフト。

今シーズンはあまり武井をSBで使う機会って無かったから、
正直、不安やったけど、後半はガンバが攻める時間帯が長かったから、
あんまり気にならなかったね。

そんな後半のガンバの攻撃を牽引してたのは、倉田と阿部やった。

名古屋のDF陣は、倉田のドリブルを明らかに嫌がっていたし、
札幌戦のゴールで味を占めたのか、クロスバー直撃のミドルもあって、
シュート意識も高かったね。

阿部は、精力的に前線を駆け回って、名古屋のDF陣を撹乱していたし、
惜しいシュートを放って、二川の同点ゴールに繋がるCKも獲得した。

そういや、同点ゴールを決めた二川は、この日誕生日やったみたいやね。

ここまでピリピリして試合を見てたけど、
いつもはゴールを決めても控えめに喜ぶ二川が、
すごく嬉しそうにしているのを見て、なんか和んだわ。



ただ、その倉田と二川がガス欠を起こし始めると、攻撃が停滞。

長身選手を次々に投入してくる名古屋に攻め込まれる時間が続いたね。

金正也の投入でゴール前の高さを補うなどしてなんとか逃げ切ったけど、
あのパワープレー攻勢は心臓に悪すぎるわ。

まあ、最終的には逃げ切れて良かったって思ってるけど、
贅沢を言えば、阿部と武井が2人で抜け出して、2対1の状況になったシーンは、
武井に決めて欲しかったなぁ。

あそこで逆転できてれば、ここから一気に波に乗って行けそうな気がしたんやけど、
あれが決まらないあたりが、なんとなく今季のガンバを象徴してる気がしたわ。



次節は中2日で柏戦。

万博での試合やから、移動が無いっていうのはメリットやけど、
これまた厄介な相手やわ。

今日もアウェイでFC東京を破ったみたいやしね。

ただ、相性とかを考えたら、名古屋と比べると、
柏はまだ組みやすい相手ではあると思う。

この試合の後半の頭から30分ぐらいまでのサッカーができれば、
十分に勝機はあると思うから、6月最後の試合を勝利で締め括って、
夏場の反撃に向けて弾みをつけたいね。




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