2012年6月3日

ブラジルへ向けて快勝発進



日本30オマーン


2014年ブラジルW杯アジア最終予選の初戦。

対戦相手のオマーンは、これまで日本に勝った事がないとはいえ、
GKのアル・ハブシには、毎度手を焼いているイメージがあるから、
楽な試合にはならんやろうなと思ってたんやけど、
蓋を開けてみれば、会心の勝利やった。

これまでのオマーンのチームスタイルって、
アル・ハブシを中心にガッチリと守って、
カウンターっていうイメージやったんやけど、
この日のオマーンは、いつも以上にDFラインが高かった。

そのおかげで、キックオフ直後から、
ロングボールを使って、岡崎や前田を裏へ走らせる攻撃がハマってたね。

オマーンの監督のルグエンは、
「日本の情報は全て持っている」って言ってたらしいけど、
そんなに情報を持っていながら、
なんでまたアウェイで蛮勇とも言える戦術を採用したのか、理解に苦しむわ。



そんな戦術的なミスマッチのオマーンに対して、
早い時間帯で先制点を奪えたのは必然的な流れ。

左サイドをワンタッチのパス回しで崩すと、長友のクロスに中で合わせたのは、
まだ背番号4の姿に違和感を感じる、本田△。

ゴールを決めた後に、ユニフォームのエンブレムにキスをするために、
エンブレムの位置を確認してたのが面白かったわ。

それにしても、日本代表の試合で、
こんなに見事な連携からのゴールが見れたのは、久し振りじゃないだろうか。

この日、埼玉スタジアムに行った人は、このゴールが見れただけで、
チケット代の元を取る事ができたと思う。



ただ、この良い流れのうちに追加点といきたかったところやけど、
先制点を奪って、余裕ができたせいか、トーンダウンしてしまったのが残念やったね。

それでも、岡崎に2点ほど決めるチャンスがあったけど、
どちらもフイにしてしまったのはいただけない。

岡崎は、先月のアゼルバイジャン戦から、動きは良いんやけど、
どうもフィニッシュのところが決まらんな。

特に、先制点の時と同じような展開で左サイドを崩して、
長友のクロスに頭で合わせたシュートが入っていれば、
前半のうちにゴラッソが2つも見れるという、素晴らしい展開になってたのにね。



そして、前半を1-0で折り返し、迎えた後半。

同点を狙うオマーンが前掛かりに出てきたけど、
それを逆手に取るかのように、日本が追加点を奪ったね。

起点となったのは、ここまで厳しいマークに遭って、
左サイドで窮屈そうにプレーしていた香川。

左サイドからドリブルで中に仕掛け、右足でゴールに向かったクロスを上げると、
そのボールをペナルティエリアに走り込んだ前田が受け、
アル・ハブシをかわしてゴールに流し込み、日本に待望の追加点!!

まあ、思いっ切りオフサイドやったけど、このゴールは、
ここまでチャンスメイクや、前線からの守備などで、
献身的に動いていた前田へのご褒美やね。

その3分後に、前田のシュートのこぼれ球を岡崎が押し込んで3点目を奪うと、
試合の大勢は決したね。

まあ、最初のシュートで決められないのが岡崎らしいけど…



その後、さらに追加点を奪うチャンスもあったけど、
アル・ハブシの好セーブに阻まれて、試合はこのまま3-0で終了。

W杯予選は内容よりも結果が全てやから、勝ち点3を獲得できたうえに、
得失点差でも+3と、これ以上無いスタートを切る事ができたと思う。

先月のアゼルバイジャン戦と、この試合の2試合を見て思う事は、
ザッケローニの酒井に対する評価はかなり高いんじゃないかってこと。

アゼルバイジャン戦では後半の頭からの起用やったし、
この試合でも早い時間帯から投入やったから、
内田の今後のパフォーマンス次第では、右SBのスタメン変更もあり得るな。

あと、パフォーマンスと言えば、ガンバが不調なせいで、
遠藤と今野の起用の是非が問われてたけど、この試合を見る限り、
可も無く不可も無くというパフォーマンスやったと思う。

まあ、代表で大活躍をされると、「なんでそれをガンバで…」と、
複雑な気分になるから、この日の2人のパフォーマンスは、
俺を納得させるものではあったわ。

今週の金曜日のヨルダン戦もきっちりと勝ち点3を積み上げて、
来週に控えるグループ最大のライバル、オーストラリアとの試合に臨んで欲しいね。




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