2012年11月22日

イギリス旅行記 ~クレイヴンコテージ編~


ロンドンでの3日目は、クレイヴンコテージで、
フルハムvsサンダーランドを観戦。

でも、試合は16時からなので、それまで観光することにしました。

午前中に訪れたのは、セントラル線のホワイトシティ駅。

駅前には、イギリスの国営テレビ局BBCがあります。


テレビ局の前には、大勢の子供と、引率の先生っぽい人がいたけど、
社会見学か何かかな?

日曜日やのに?って思ったけど。

その、BBCから歩くこと10分、
QPRのホームスタジアム、ロフタスロードがあります。


一見、トレーニングジムみたいな外観で、
スタジアムっていう風に見えへんね。

この日はQPRの試合が無いので、スタジアムの周囲をグルッと周って、
帰ることにしました。

と、思ったら・・・あれ? 入場ゲートが開いてるぞ?


誰もいないみたいだったんで、入ってみることにしました。


スルスルっと、ゴール裏のスタンドまで入ることができました。

忍び込んでる俺が言うのもあれやけど、
試合やってないからといってスタジアムの警備緩すぎやしないか?

と、思ってたら、芝の管理業者らしきおじさんたちが何人かピッチにいて、
俺の方を指差しながら何か言ってたので、なんとなく気まずくなって出て行きました。

なんか、泥棒みたいやな、俺。


そして、ロフタスロードを後にした俺は、
世界標準時を司る、グリニッジ天文台に向かいます。

その道中、セントポール大聖堂に寄り道。


この日は日曜日やったから、中には入れませんでした。

あ、一応、言っときますけど、さっき行ったロフタスロードみたいに、
勝手に中に入って、ささやきの回廊を見たりしてないからね。

一応、マナーの良い観光客のつもりやから。



セントポール大聖堂を後にした俺は、グリニッジ天文台へ。


小高い丘の上にあるせいか、ちょっとしたハイキングやった。




俺の跨いでる線が、経度0度の線です。


東京は東経139°.45やねんな。



天文台を後にした俺は、駅前のマクドナルドで遅めの昼食を取り、
クレイヴンコテージに向かいます。

前日訪れたエミレーツスタジアムみたいに、
イングランドのスタジアムって、駅近にあるところが多いんやけど、
クレイヴンコテージは、最寄り駅のパットリーブリッジから、
徒歩で15分ぐらいかかりました。

テムズ川のほとりをテクテクと歩いて、スタジアムへ向かいます。


クレイヴンコテージに到着。


午前中に行ったロフタスロードはトレーニングジムって感じやったけど、
クレイヴンコテージは工場みたいな外観やね。

ちなみに、クレイヴンコテージのどのへんがコテージなのかっていうと、
この、年季の入った煙突屋根つきの建物がそうらしい。


少ないながら観客席もあるし、一体どういう建物なのか知らんけど、
こういう古きよき時代のスタジアムの雰囲気を、
そのままの状態で残してあるのが、このスタジアムの魅力やねんよな。

そのコテージと並ぶスタジアムの名所と言えば、
バックスタンドの屋根を支えている柱じゃないかな。


多分、柱が邪魔で見にくい席があると思うんやけど、
フルハムのサポーターからしてみたら、AKB劇場の柱と同じように、
この柱が無いとクレイヴンコテージじゃないって感じなんやろか。

いや、本当のところはどうなんか知らんけど。



そして、選手入場。

コテージの中から、選手が列になって入場してきます。


試合の方は、キックオフ直後からフルハムが優勢に試合を進めてたんやけど、
前半31分にハンゲランが退場。

前日見た、ノースロンドンダービーは、アデバヨールの退場で、
ワンサイドゲームになったけど、この試合は、
フルハムに退場者が出て、ようやく互角になった印象を受けたね。

それほど、数的同数の時間帯はサンダーランドが押されっぱなしやった。

逆に言えば、フルハムは、数的不利になっても、
それを感じさせないほど、勇敢に戦ってたんやけど、
誤算だったのが、エースのベルバトフの大ブレーキ。

それに対し、サンダーランドは少ない決定機を確実に得点に結びつけ、
結局、試合はフルハムが1-3で敗れました。

 

前日にノースロンドンダービーを見たこともあってか、
この日のスタジアムは全体的に大人しい印象を受けたね。

まあ、ロンドンのフルハムと、ノースイーストのサンダーランドの間に、
特別なライバル感情は無いやろうからね。

あ、あと、この日はゴール裏で観戦していたので、
フルハムの守護神であり、オーストラリア代表の正GKである、
マーク・シュウォーツァーのプレーを目の前で見ることができました。


特に、ゴール左隅を狙ったサンダーランドの選手のシュートを、
右手一本でスーパーセーブしたシーンを真後ろから見て、
その反応のスピードに鳥肌が立ったわ。

ハーフタイムも、15分あるところを10分で切り上げてきて、
黙々とウォーミングアップしている姿に、プロ意識の高さを感じたね。
 
もう40歳前の大ベテランやけど、
まだまだプレミアリーグの多くのストライカーや、
代表戦で対戦する日本の選手の前に、
大きな壁として立ちはだかるやろうね。



試合後、フルハムブロードウェイで晩飯を食って、
ホテルに帰り、ロンドンでの3日目は終了。

4日目は、アップトンパークでウェストハムvsストークシティを観戦します。

~続く~















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