2015年4月24日

広州富力の皆さん、実は僕たちこんなに強かったんですよ




ガンバ大阪50広州富力


つい2か月前には、ホームで見せ場も無く敗戦したはずなのに、
アウェイでまさかの夢スコア。

高低差ありすぎて耳キーンってなるわ。

ガンバサポの自分ですらこんな事思ってるのに、
広州富力の選手達はもっと面喰ってるやろな。

「ちょ、ガンバがこんなに強いなんて聞いてへんって」って感じで。



試合の入りこそ、広州富力に主導権を握られる時間があったけど、
前半14分のパトリックの先制ゴールからゴールショーが開演。

その中でも一際ファンタスティックだったのは、4得点に絡んだ宇佐美。

5点目の左にシュートするフォームから、
右へ流し込んだ得点も見事やったけど、
何と言ってもこの試合のハイライトは、2点目の起点となった、
左サイドからの右足アウトサイドでのクロスでしょう。

アウトサイドでパスをするだけでも難しいのに、
GKから逃げる弾道で、ファーサイドのパトリックにピンポイントで合わせるという、
まさにワールドクラスの技だった。

新スタのこけら落としの頃まではガンバにいるかなと思ってたけど、
このパフォーマンスが続けば、
今季の夏ぐらいに欧州再挑戦してしまうんじゃないだろうか。

まあ、宇佐美のキャリアを考えると、その時期は早い方が良いんだろうけど、
ガンバの試合で、もっと長い間、こういうプレーに歓喜していたいなぁという、
気持ちもあるから複雑なんよね。



この試合の広州富力は、DFラインが揃っていないのにも関わらず、
ラインを高く敷いていたので、裏が取り放題。

バックスタンド側の線審がもっと上手だったら、
パトリックはあと1点取って、昨年の万博での鳥栖戦以来、
2度目のパットトリック達成できたと思う。

パトリックだけでなく、2点も決めたのに、
この試合で語られることがイマイチ少ない阿部や、
後半途中から出場したリンスも、広州富力のライン設定の恩恵に授かった感じやね。

リンスは、宇佐美が絶好調すぎるので、
ゴールを決めてもベンチに座らされる事が多く、
不満は少なからずあるやろうけど、
出場した試合ではきっちりと仕事をするあたりはプロフェッショナルだなと思う。

思えば、昨年の3冠も、途中出場した選手の活躍無しでは成し遂げられなかったし、
スタメンで試合に出ていない選手が、変わらず高いモチベーションを保って、
試合に臨んでくれているのはありがたいことやね。



点差が開くと、、集中力が切れてカンフーサッカーを展開するのは、
もはや中国のチームの仕様。

ただ、一昔前のガンバなら、そんなラフプレーや不可解な判定にも顔色一つ変えず、
淡々とプレーしていたけど、今の選手達は随分血気盛んやね。

その代表格が岩下であることに異論を唱える人はいないでしょう。

ピッチのどこで小競り合いが起こっても必ず姿を現し、
相手選手や審判に食ってかかる姿は、
DFラインで本業をしている時よりも頼もしいかもしれない。

ところが、いつもは、こういう小競り合いの場面では、
岩下一人がヒートアップしている感じやけど、
この日は大森が、目には目を歯に歯をと言わんばかりに、
相手選手に蹴りを入れてカンフーサッカーに応戦したのには驚いた。

結果的にイエローを貰って、
5月6日のグループリーグ最終節の城南戦に出場できなくなったので、
大森の行為を肯定するつもりは無いけど、
こういう戦う気持ちを見せてくれるのは、
見ている側も気持ちに熱が入るので大いに歓迎。

ただ、次はもうちょっとバレないようにやってくれ。



ブリーラムから始まったアウェイ4連戦を見事に4連勝で駆け抜け、
次は万博に戻って中3日で新潟とのリーグ戦。

この試合を見た後やと負ける気がしないけど、
ACLアウェイ帰り特有の、時空を超えた疲労(©西野朗)も考えられるので、
過密日程を考えて、上手く選手をやり繰りしながら、試合に臨んで欲しいね。




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