2015年4月8日

これが日本の三冠王者の底力ですよ(冷や汗)



ガンバ大阪21ブリーラム・ユナイテッド


前半開始早々の西野の負傷交代にはじまり、
藤春がゴールライン際の軽率な対応からCKを取られ、
そのCKを東口が目測を誤って直接ゴールに入れられてしまい、
先制点を献上するという最悪な試合の滑り出し。

さらに、そこに劣悪なピッチと30度を超える気温が加わり、
サッカーを行う上で、これでもかと言うほどの悪条件が整ってしまった。

それにも関わらず、前半終了間際のリンスのゴールで同点に追い付けば、
試合終了間際には途中出場の大森がゴールを決めて、逆転勝利を飾ってしまった。

ゴールを決めた2人は、この試合の勝利の立役者と言っても過言じゃないけど、
意外な2人が決めたなっていうのが正直な感想。

リンスは、パトリックが累積警告で出場停止ということもあって、
出場機会が巡ってきたけど、宇佐美と2トップを組む機会なんて殆ど無いせいか、
2人の連携で崩すような場面はほとんど無かった。

さらに、お互いの役割が整理されていないので、
良さを消しあっているようにすら見えたからね。

大森に至っては、倉田との交代でピッチに投入されたけど、
この試合のスタメンで一番動けていた倉田を下げて、
リーグ戦でも調子の上がらない大森を投入する意図がよくわからなかった。

個人的には、後半からだいぶスペースが空いてきていたので、
二川あたりを投入したら面白いんじゃないかと思ってたから、
大森が出てきた時は、これは長谷川健太の悪手じゃないかとすら思ったんやけど、
こればっかりは御見逸れしましたわ。



勝因を訊かれると返答に困るような試合やったけど、
敢えて言うなら気持ちの部分で負けなかった事じゃないだろうか。

それが一番顕著だったのが東口だったと思う。

東口は失点の場面ではミスを犯したけど、
その後は、幾度も訪れる被決定機を阻止してくれたことが、
逆転勝利に繋がった。

米倉にしても、相手の40番とのマッチアップで疲弊しきっていたと思うけど、
大森のゴールの場面では、サイドを高い位置まで駆け上がって宇佐美のクロスを落とし、
アシストを決めてみせたしね。

2008年にACLを制しているガンバやけど、
実際、今のスタメンでACLの経験が豊富な選手なんて遠藤ぐらいなもので、
今季、ACLを戦う上で気持ちの面の準備ができていた選手なんて、
ほとんどいなかったと思う。

でも、このアウェイでの苦しい試合を勝ち切った事で、
アジアと戦うためのメンタルが備わったんじゃないだろうか。

決してカッコ良い勝ち方では無かったけど、
この試合で得たものはとても大きいと思うね。

この日の戦い方が出来れば、残りの2試合も勝利できるはず。

4年振りの決勝トーナメントのピッチへ行きましょう。




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