2016年1月14日

若き日本代表が水曜日の深夜にひっそりとリオへ向けて発進



選手権に気を取られ過ぎて、
リオ五輪の予選が始まるという事をすっかり忘れていたのは、
きっと僕だけじゃないはず。


日本10北朝鮮


中東での試合と言うと、荒れたピッチに高温多湿の気候、
そして、白装束に身を包んだ観客達が、
妖術のような応援歌を歌っている光景が目に浮かぶけど、
この試合会場のピッチは綺麗に整備されていたし、
冬という気候も相まって、サッカーに適したコンディションだったのかなと思う。

ただ、白装束の観客の代わりに、
北朝鮮の応援団の妙に統率が取れた声援が不気味ではあったけども。



前半の早い時間に植田のゴールで幸先良く先制したのは良かったものの、
その後は、北朝鮮の単純な放り込みでDFラインを下げさせられ、
守勢に回る時間帯が長くなってしまった。

正直、このレベルの相手に試合の主導権を握れないようでは、
リオ五輪に出場したところで、
結果を残すのは難しいんじゃないかという思いもあるけど、
執拗に繰り返される北朝鮮のロングボールに対して、
植田と岩波の両CBがきっちり対応していたのはポジティヴな要素だと思ったね。

闘莉王と中澤が去った後、層の薄さが叫ばれて久しいCBのポジションに於いて、
彼らのような若くてサイズのあるCBは貴重やからね。

あと、初めて見る選手だったけど、右SBを務めていた室屋も良かったと思う。

明治大学所属でFC東京の指定強化選手ということもあって、
長友と重なるところが多い選手だけど、
Wikiで調べたところ、やはり本人も長友のキャリアを意識してるみたいやね。

長友も大学生時代に五輪予選の代表に選出されて名を上げたし、
今回の五輪予選が室屋のサッカー人生にとって、
大きなターニングポイントになると良いね。



攻撃陣に目を移すと、久保が随分頼もしくなったなと。

京都にいた時から高校生とは思えない堂々としたプレーをしていたけど、
海外でプレーするようになって、よりシュートの意識が高まり、
相手に怖さを与えられる選手になった感があるね。

スイスリーグと言えば、ろくに試合に出場できず、
最近お隣に復帰した誰かさんの印象が強いけど、
久保は厳しい環境に身を置いて確実に成長しているなというのが感じられた。

この試合ではゴールは無かったけど、
この調子で、日本をリオ五輪へ導いてほしいと思う。

そういや、この試合では、
オーストリアでプレーしているなんとかさんも出場していたはずなんやけど、
どこにいたのでしょうね。



アンダー世代の国際大会の経験不足や、
Jリーグで活躍している選手が少ないことなど、
ネガティヴな要素が多い今回のチームやけど、
結果が重要な五輪予選に於いてまず1勝できた事は非常に大きい。

ただ、まだリオへの切符を手にするまでに倒さなければいけない相手はたくさんいる。

次戦の相手であるタイにも、泥臭く結果にこだわったサッカーをして、
決勝トーナメントに駒を進めて欲しいと思う。



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