2016年1月27日

日本発カタール経由リオデジャネイロ行き



日本21イラク


国内情勢が不安定なのにも関わらず、
アジアカテゴリーの大会ではコンスタントに上位に顔を出してくるイラク代表は、
本当にたくましいチームだなと、毎度の事ながら感心させられる。

今回は日本が勝利を収めてリオ五輪への出場を決めたけど、
イラクには是非とも3位決定戦で勝利を収めて五輪の出場権を獲得し、
国民に希望を与えて欲しいと思うね。



両国とも準々決勝で120分を戦っているとはいえ、中3日の日本と中2日のイラクでは、
コンディション面でどちらに分があるかは明らかやったし、
イラクは主力3人を累積警告で欠いているという状況だったので、
日本としては比較的楽な試合になるんじゃないかと思っていた。

ところが事はそんなに上手く運ばず、
久保のゴールで幸先良く先制したところまでは良かったけど、
その後は思うようにボールを繋げない展開が続き、
前半終了間際というなんとも嫌な時間帯に追いつかれてハーフタイムを迎えることに。

前半に生まれたどちらのゴールにも絡んでしまった鈴木武蔵にとっては、
先制ゴールをアシストした素晴らしいプレーにケチがついてしまったね。

まあ、脚の付け根のケガを押して出場し、良くファイトしていたとは思ったけども。



後半に入ってもなかなかリズムを掴めずにいた日本は、
鈴木武蔵に代えてオナイウ、久保に代えて浅野を投入するも、
特段流れは変わらず、効果的な選手交代にはならなかったように見えたね。

こうなってくると、イラクの選手の足が先に止まることに期待したいところだったけど、
イラクに疲労が出始める時間帯と時と同じくして、
日本にも徐々に疲労の色が見え始めたことで、後半の終盤は、
お互いにプレーの精度が低く、試合を決定づけられない展開になってしまった。

アディショナルタイムに突入し、このまま延長戦かなと思っていたら、
南野の右サイドからのクロスをGKがパンチングで凌いだボールを原川が拾い、
ゴール正面からミドルシュート。

これがゴールネットに突き刺さり、
後半アディショナルタイムでのサヨナラゴールで、
日本が6大会連続の五輪出場を決めました!!



今回の五輪予選を迎えるにあたり、
アンダー世代の世界大会を経験していないチームの実力に対し、
疑問符が付けられることが多かったけど、
至上命題である五輪の出場権を獲得できたことは称賛したいと思う。

まあ、イランや北朝鮮相手にあれだけ押し込まれているようでは、
今のところ、本大会で結果を残せるとは思えないけど、
半年間でどれだけチーム力が向上できるかに期待したいね。

前回大会の関塚さんのチームも、前評判は決して高くなかったけど、
本大会でベスト4という結果を残したんやしね。

手始めに、本大会に向けて弾みを付けるためにも、土曜日の決勝戦に勝利し、
U-23アジア選手権のチャンピオンとして、
夏にブラジルに乗り込もうじゃありませんか。




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