2016年10月16日

グッドルーザーだなんて言われても何の慰めにもならない



ルヴァンカップ決勝行ってきました。






ガンバ大阪11浦和レッズ
PK()


今季の天皇杯の決勝が吹田スタジアムなので、
あまり大きな声で文句は言えないけど、
中立地で行われるべき一発勝負のカップ戦の決勝の地が、
真っ赤に染まった完全アウェイの埼玉スタジアム。

同じ場所で完膚なきまでに叩きのめされた、
2週間前の二の舞になるんじゃないかと言う恐れもあったけど、
十分勝機を感じさせる試合をしてくれたガンバの選手達には、
拍手を送りたいね。



2週間前の試合では、先制点を許したことが試合を難しくしてしまったけど、
この試合では、前半に幸先よく先制できたので、
あとは、浦和の攻撃を凌ぎつつ、あわよくばカウンターでもう1点と言う、
これまでガンバが浦和を降してきた試合と同様の展開に持ち込むことができた。

50m独走ドリブルから先制点を挙げたアデミウソンは、
ラフプレーで退場になった2週間前の姿からは打って変わって、
敵陣で孤立しながらもボールを受ければ浦和のDF陣に脅威を与え続けていたね。

ただ、普段は行わない、前線からの守備のタスクもこなしていたことで、
いつもの試合より早くガス欠を起こしてしまった。

足の止まったアデミウソンを見て、長谷川健太は長沢を投入したけど、
その長沢がアデミウソンのタスクを引き継ぐことができなかったのが痛かったね。

ピッチに入って早々にイエローを貰い、浦和の選手に強く当たれなくなった上に、
前でボールが収まらないのでDFラインも上げられず、
押されっぱなしになってしまった。

同点に追いつかれ、呉屋が投入されて以降はサイドハーフでプレーしていたので、
持ち味を発揮するのは難しかったとは思うけど、
本来の持ち場であるはずの1トップでプレーしていた時の長沢には、
更なる奮起を促したい。



結局、試合は延長を含めた120分で決着がつかずPK戦に。

東口がPKを止めるイメージが出来なかったので、
PK戦になったら嫌だなと思ってたガンバサポは僕だけじゃなかったはず。

ただ、相手の西川も浦和に移籍してから一度もPKを止めていなかったらしく、
両軍のサポーターが同じ思いでPK戦を見つめていたと後で知って、
今になって、なんとも滑稽な状況だったんだなと思うね。

西川って、代表でPKを止めていた記憶があったから、
てっきり、PKが得意なのかと勘違いしてたわ。

何か、両者ともに代表のGKなのに、
こんな話をしていていいのかと言う気がしなくもないけど。



そんな、両軍のGKがPK苦手と言う状況で行われたPK戦は、
ガンバの4人目のキッカーの呉屋のシュートが西川に防がれたのに対し、
浦和は全員が成功し、浦和に軍配。

呉屋は、PKを失敗しただけでなく、
延長後半に放ったシュートが、ゴールライン上で森脇にクリアされるなど、
この日もツキに見放されてしまった。

呉屋は、J3を見ている人には得点を挙げるイメージが出来るんだろうけど、
J1で挙げたゴールは、ルヴァンカップのアウェイ広島戦での1点だけと、
惜しいシュートは多いんだけど、決まらないという印象がどうも拭えない。

ただ、裏抜けの上手さやシュートセンスの高さは、
素人目に見ても非凡なものを持っていると思うので、
このPK失敗の悔しさを糧に、今季決まらなかったシュートを、
決めてくれる選手に成長してくれることを期待している。



自分の応援しているチームがタイトルを争う試合をしているのは、
本来、サポーター冥利に尽きるものなんだろうけど、
やはり、対戦相手のチームが喜ぶ姿を見るのは何回経験しても悔しいもの。

今季のリーグ戦は、もうCS出場の可能性はほぼ無いので、
狙うは天皇杯っていう姿勢になりがちだけど、
一応、リーグ戦もあと3試合残っているので、
サポーターとしての職務を果たすため、来週は日産に行ってきます。



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