2012年12月13日

腐っても欧州王者ということか



チェルシー31モンテレイ


今シーズンのチャンピオンズリーグで、
大会史上初めてとなる前大会王者のグループリーグ敗退。

リーグ戦では、開幕ダッシュこそ成功したものの、
ここ数試合、思うように勝ち点を伸ばせず、
首位のマンUに勝ち点差をつけられているという現状。

もはや毎シーズンの恒例行事となった監督交代を今シーズンも断行するなど、
決して本調子とは言えないチェルシーやけど、
この試合では、さすが欧州王者という試合をしたね。

90分間モンテレイを圧倒してたっていうわけじゃないけど、
前半と後半の最初の15分を8割ぐらいの力でプレーして、
他の時間帯は半分ぐらいの力で、流しながらプレーしているっていう印象やったかな。

まあ、余裕かまし過ぎて後半ロスタイムに失点したけど、
力の差を見せつけ、かつあまり体力を消耗しなかったから、
チェルシーとしては理想の勝ち方だったんじゃないかなと思う。



ベニテスが監督に就任して最初の試合となったマンC戦でも顕著だったように、
ベニテスって攻撃時に流動的にポジションチェンジすることを、
極力控えたがるタイプの監督やと個人的に思ってるんやけど、
この試合のチェルシーは、マタ、オスカル、アザールの3人が、
流動的にポジションを入れ替えてモンテレイのゴールに攻め込んでたから、
なんとなくディ・マッテオ時代のチェルシーを見ているようだったね。

前線の選手が流動的にポジションするという事は、
選手同士が距離を近く保とうとするため、中央に集まってしまうから、
守備時にどうしてもサイドが空いてしまうっていう弱点はあるけど、
やっぱり、クリエイティヴな選手が何人も絡んだ時の攻撃は、
ワクワクさせてくれるものがあるよね。



あと、ダヴィド・ルイスのボランチ起用にも驚いたな。

自陣でボールを奪って、ドリブルで前線まで駆け上がっていく姿からは、
知らん人が見たら本職がCBの選手やとは想像つかんと思うわ。

まあ、フィジカルも強いうえに、足下の技術も高いから、
よくよく考えたら適性はあるんやろうね。

一度、プレミアの試合でも試して欲しいかな。



これで、16日に行われるクラブW杯の決勝は、
順当にチェルシーvsコリンチャンスになりました。

メキシコのチームらしいパスサッカーが代名詞のモンテレイと違って、
コリンチャンスは、昨日の試合でも披露したように、
ソリッドなリアクションサッカーを得意としているから、
この日のように、チェルシーのカウンターがハマるなんてことは無いと思う。

コリンチャンスにしてみれば、
アル・アハリから1点しか取れなかった、昨日の試合を見てると、
チェルシーから得点を奪うのはしんどそうな気もする。

どちらにしろ、昨年のバルサとサントスほどの実力差は無いと思うし、
日曜日は面白い試合が見れそうやね。














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