2012年12月16日
コリンチアーノの熱狂とともに横浜の夜は更ける
コリンチャンス1-0チェルシー
いや~、見応えのある試合やった。
いかにもカップ戦のファイナルって感じで、球際やライン際の攻防が激しく、
両チームの勝利へ懸ける思いがこちらまで伝わってきて、すごく緊張感があったわ。
結果、コリンチャンスがクラブW杯を制したわけやけど、
勝因は、勝利への執着心がコリンチャンスの方が強かったからやと思う。
去年のサントスは、バルサ相手に果敢にも打ち合いを挑んで、
大虐殺されてしまった。
まあ、ネイマールやガンソのような、ブラジル代表にも名を連ねるスター選手を擁して、
自分達が自分達のやり方でどこまでやれるのか試したかったのもあったんやろうけど、
世界中どこを探しても、バルサとまともに打ち合って、
勝てるチームなんて存在しないと思う。
そう考えると、蛮勇ともとれる戦術を採用したサントスは、
クラブW杯のタイトルに、そこまで執着してなかったと取る事もできる。
ただ、今年のコリンチャンスは、
バルサほど圧倒的な破壊力を擁していないチェルシー相手でも、
自分達が格下である事を受け入れ、
がっちりと中央を固めて、カウンターでゴールを目指し、
相手ボールになれば、体を投げ出して止めに行っていた。
その、勝利への執着心が、クラブW杯を制する原動力になったんじゃないかなと思う。
この試合で唯一の得点を挙げたゲレーロがMVPと言いたいところやけど、
コリンチャンスの勝利は、GKのカッシオ無しではありえなかったと思う。
前半のCKからのケーヒルのヘッドや、モーゼスの中へ切り込んでのミドルなんかは、
1点ものやったけど、あれを防いだ事で、コリンチャンスに流れを引き寄せた。
試合終了間際に、トーレスがドフリーで放ったシュートも止めるなど、
カッシオと反対側のゴールマウスを守っていたチェフが、
欧州CLの決勝で見せたような守護神ぶりやったね。
カッシオの次点でボランチのパウリーニョと言ったところか。
ボランチと形容するより、
イングランドのセントラルMFと言った方がしっくりくるような、
ボックストゥボックスのプレーヤーって感じで、
攻守に渡って抜群の存在感を発揮していたね。
チェルシーは、決定機こそそれなりにあったんやけど、
そこをことごとくカッシオに阻まれてしまったのが、ツイてなかったな。
それに、コリンチャンスが前の試合から中3日だったのに対し、
チェルシーは中2日だった事もあって、
後半になって運動量が低下した感も否めなかったしね。
とはいえ、トーレスがいつまで経ってもあの調子では、
後半戦のリーグ戦の成績にも影響が出るやろうし、
冬の移籍市場でのFWの獲得は必須やろうな。
アヴラモヴィッチが年明けにどんなビッグニュースを提供してくれるのか楽しみやね。
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