5月に行われたチャンピオンズリーグの決勝のカードを覚えていますでしょうか。
そうですね、バイエルンvsドルトムントのドイツ勢対決でしたよね。
「今、時代はドイツだぞ!」と思い立ったが吉日、
10月24日から6日間、ブンデスリーガ観戦のためにドイツに行ってきました。
直行便でロンドンまで行ったけど、
今回はコペンハーゲンを経由してのドイツ入りだったので、
片道18時間という移動するだけでも疲労困憊になりそうな日程。
三十路に近づいてきて、徐々に無理できない体になってきているので、
こんな事ができるのも今のうちだけだろうな。
台風27号の影響で、出発が45分ほど遅れたり、
離陸した後も、尋常じゃないぐらい機体が揺れたりしたけど、
なんとか11時間後、コペンハーゲン国際空港へ到着。
国際空港って、どこも免税のブランドショップが立ち並ぶ、高級ブティック感があるけど、
コペンハーゲンのそれは、俺が今まで訪れた、
成田、仁川、ヒースロー、シドニーと比べても、
一線を画している感はあったね。
5時間の乗り継ぎ待ちを経て、コペンハーゲンを出発。
最初の目的地、シュツットガルドへ着いたのは、午後10時過ぎだったので、
さすがにここから行動する元気も無く、
ホテルにチェックインすると、すぐに寝てしまいました。
そして翌朝。
この日は、メルセデスベンツアリーナで、
シュツットガルドvsニュルンベルクの試合を観戦予定やけど、
いかんせん、試合は夜の8時30分キックオフやから、それまでは市内を観光する事に。
ホテルの前の道はこんな感じです。
シュツットガルド駅の構内です。
今回の旅では、3日間、DB(ドイツ国鉄)、Sバーン(地下鉄)が乗り放題の、
ジャーマンレイルパスを使って移動するので、ここの窓口で、
パスにスタンプを押してもらいます。
まず、俺が最初にやってきたのは、ポルシェミュージアム。
シュツットガルドって、ポルシェとベンツの工場がある企業城下町やから、
ベルリンやミュンヘンのような文化財が少なくて、
観光するとなると、どうしてもこういうところになってしまうんよね。
前日にシュツットガルドに着いてから、ポルシェミュージアムに来るまで、
日本人どころか、アジア人すら1人も見なかったのに、
ポルシェミュージアムに来ると、いたるところから聞こえてくる日本語。
彼らも、俺と同じようにサッカーの試合までの時間つぶしでここに来ているのか、
それとも、車好きが高じてここに来ているのだろうか。
ポルシェミュージアムに入ると、最初に目に飛び込んできたのは、
ポルシェ911の1965年モデル。
俺はどちらかというとバイクの方が好きで、あんまり車はわからないんやけど、
ポルシェの911は俺でも知ってる。
あと、ポルシェって、あんまりレースに参戦してるイメージが無かったんやけど、
レーシングカーも多数展示されてました。
ポルシェミュージアムを後にした俺は、昼食を食べるために、
シュツットガルドの中心街、ケーニッヒ通りへ。
ケーニッヒ通りには大道芸人がたくさんいたね。
平日の昼間っから何やってるんだろうって、ちょっと思ったけど。
俺が昼飯を食べに訪れたのは、地元でも有名なステーキハウス、オーセン・ヴィリィ。
俺は、全くと言っていいほど酒が飲めない人なので、
ビールを飲んで楽しむと言うような、ドイツらしい観光ができないのが残念なんやけど、
ここのステーキは本当においしかったね。
午後からはメルセデスベンツミュージアムに移動。
大して車が好きってわけでもないのに、クルマ充しております。
ポルシェミュージアムは、
ほぼ、今の型の車に近いデザインのものしか展示されてなかったけど、
メルセデスベンツミュージアムは、木で作られた車とかが展示されていて、
車の歴史を感じさせてくれるような場所やった。
F1好きな俺としては、マクラーレン・メルセデスの車体が展示されていたのには興奮した。
ライコネンとモントーヤの頃が一番好きだったな。
メルセデスベンツミュージアムを後にした俺は、
ミュージアムに併設されているスタジアム、
メルセデスベンツアリーナに向かいました。
正式名称はゴットブリー・ダイムラー・シュタディオンっていうらしいけど、
スタジアム内でも、地図でも、駅名でも表記が統一されてないから、
企業的に、ネーミングライツ取った意味あんのかなって思ってしまった。
スタメンが発表されてから気づいたんやけど、
どっちのチームにも日本人選手がいるんやね。
この試合ではシュツットガルドの酒井高徳はベンチにも入って無かったけど、
ニュルンベルクは清武と長谷部の2人はスタメンに名前を連ねていたね。
あんまり日本で海外サッカーを見ている時は、そんな風には思わんけど、
現地で見ると、なんか誇らしい気持ちになったわ。
日本で調べた情報では、
シュツットガルドのファンってさほど熱心では無いっていう話やったけど、
この日の観客は4万8千人。
6万人収容のスタジアムなので、空席はちらほらあるけども、
平日の夜の試合だと十分すぎる入りではないだろうか。
これで熱心じゃないって言われるなんて、
他のクラブはどれだけ熱狂的なんだって思ってしまうわ。
ニュルンベルクのサポーターも、数は少ないながらも、
大きな声で声援を送っていたね。
試合の方はどうだったのかと言うと、シュツットガルドが、
前半開始早々に、よくわからんPKを獲得。
これをエースのイビシェヴィッチがきっちりと決めて、シュツットガルドが、
前半3分で先制点を挙げる事に成功したね。
っていうか、PKの判定に抗議する長谷部の姿が、
日本代表の試合で、審判に抗議している姿とダブって見えて、
思わず吹き出しそうになってしまった。
これでシュツットガルドが優勢に試合を進められるかなと思いきや、
ニュルンベルクの右サイドのドゥルミッチが裏へ飛び出すと、
右足のアウトサイドでファーポストに流し込んで、3分後に同点に。
これは点の取り合いの展開になるかなと思っていたけど、
そんな俺の予想はかすりもせず、スコアはこのまま動かずにドローという、
なんとなく残念な感じで終了。

両チームに対して俺が抱いた印象なんやけど、
まず、ニュルンベルクに関しては、昨シーズンの縦ポンサッカーから、
脱却しようと試みて苦労している印象が強かった。
パスは繋ごうとするんだけども、いかんせん、
いる選手とやっているサッカーの内容が合っていないから、
どうも上手くいっていない感じが否めないね。
なんとなく、相馬監督時代の川崎とダブって見えた。
ホームチームのシュツットガルドに関しては、
「あれ?こんなに大したことないチームだったっけ?」っていう印象。
前線のイビシェヴィッチはブンデスリーガを代表するストライカーだと思うけど、
いかんせん、中盤が全然作れてなくて、彼に良いパスが供給されないのが痛いね。
サイドチェンジのパスも、何回、味方同士で合わなくて、
タッチラインを割ったことか。
ゴメスやフレブを擁して、マイスターシャーレを掲げたのは、
もう遠い過去の話なんだなと思ってしまった。
試合後、ホテルに帰って就寝。
土曜日は、シャルケvsドルトムントの試合、
日曜日は、ボルシアMGvsフランクフルトの試合を見るために、
次の目的地、デュッセルドルフへ向かいます。
~続く~
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