2016年8月11日

もう1回ナイジェリア戦からやり直そうぜ



日本10スウェーデン


試合の前半は、どちらも決勝トーナメント進出の可能性を残していたからか、
リスクを冒さない、固い試合だったけど、
後半に、南野に代えて矢島、浅野に代えて鈴木武蔵を投入してから、
一気に日本のペースに持ち込むことに成功。

すると後半20分、左サイドを突破した大島のクロスを、
真骨頂のダイアゴナルランでペナルティエリア内に侵入した矢島が、
ゴールを陥れ、日本が先制することに成功。

浅野も南野も一発のある選手なので、ピッチに置いておきたくなるけど、
動けてないと見るや否や、スパッと交代させた手倉森の決断力は見事だったね。

結局、この試合では、これまで続いた馬鹿試合が嘘のように、
矢島の挙げた1点しか入らなかったけど、
この最少得失点差をしっかりと守り切り、日本が勝利。

それにしても、この矢島という選手、
1月のオリンピック予選の時から良い選手だと思っていたけど、
本大会でもきっちりと結果を残してきたね。

帰国後は、現在、J1昇格争いの真っ只中にいる岡山で、
悲願のJ1昇格のために尽力し、選手としての価値を高めてほしいと思う。

ただ、今オフにレンタル元の浦和から帰還命令が下って、
来季は埼スタのベンチを温めていそうな気がしなくもないけど。



おそらく、手倉森がやりたかったのはこういう試合だったんだろうな。

先のコロンビア戦から中2日というタフなコンディションの中、
攻守にわたってハードワークし、連動した攻撃を見せてくれた、
若き日本の選手たちを素直に称賛したいと思う。

そんな彼らの姿を見て、まだブラジルで試合をさせてあげたいと思ったけど、
ナイジェリアがコロンビアに敗れたことで、
日本のグループステージ敗退が決定したため、
早すぎる帰国を強いられることになってしまった。

まあ、既にグループステージ首位通過を決めていたナイジェリアに、
多くを望むことは難しかったみたいやね。



グループステージ敗退ということで、
やはり日本は弱いというレッテルを貼られてしまった格好になったけど、
決して前評判の高くなかった前回大会のチームがベスト4に進出したように、
やり方次第では今大会のチームも、もっと上まで行けたんじゃないかと思う。

そのやり方の一つがオーバーエージの選定だったかなと。

国際経験に乏しい選手たちが多いだけに、
浮足立つチームを落ち着かせられる選手が必要だったんだろうけど、
年齢的には中堅どころではあるけど、
代表の試合での国際大会の経験が豊富とは言えない、
藤春や塩谷ではその役割を全うすることができなかった。

前回大会のチームは、なんだかんだ海外でプレーしている吉田麻也と、
アテネ五輪を経験している徳永がいたけど、
今大会のチームと比べれば、彼ら2人の存在は大きかったように思うね。



今のA代表の中心メンバーは、
未だにグループステージ3連敗で敗退した北京五輪の世代で、
ロンドン五輪の世代が彼らと取って代わることができているとは言い難い。

さらに、ロンドン五輪のメンバーから漏れた大迫や原口が、
ドイツでプレーしていることを思うと、
オリンピックで良い結果を残したからと言って、
それが今後のサッカー人生に良い影響をもたらすとも限らない。

結局のところ、ブラジルで味わった悔しい経験を、
今後のサッカー人生にどう生かしていくかは、
選手たち次第ってことなんやろうね。



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