2016年8月21日
ネルシーニョという憂鬱
ガンバ大阪0-1ヴィッセル神戸
遅ればせながら今季初の3連勝を飾り、
ようやく上昇気流に乗ったかなと思っていたところに、
またしてもネルシーニョのガンバ大阪対策講座を見ることになるとは…。
どなたでもいいので、ネルシーニョ対策に長けた方がいらっしゃったら、
長谷川健太にレクチャーしていただけないでしょうか。
勝っているチームはいじらないという考えからか、
前節と同じスタメンで挑んだこの試合。
神戸は、ブロックを敷いてガンバの攻撃を待ち構え、ボールを奪ったらすぐに、
個の力に長ける2トップに当てるという狙いだったので、
比較的ガンバがボールを保持する時間が長かったように思う。
ところが、今のガンバに、西野政権下で披露していた、
自らアクションを起こして相手を崩すようなサッカーができるわけもなく、
神戸の狙い通りにビルドアップでミスを連発して何度もカウンターを食らう有様。
失点後から、遠藤と倉田のポジションを入れ替えるなどの改善策を試みたものの、
状況は好転せず、前半のスタッツでシュート3本と聞いても、
一体いつ打ったのか思い出せないような低調な前半の戦いぶりだった。
失点シーンについては、ペドロにこぼれ球を押し込まれるという形だったけど、
その前に、CKの崩れからゴール前にボールを運んだ、
神戸の31番、中坂のプレーが敵ながら素晴らしかったと思う。
恥ずかしながら、勉強不足でこの選手の存在を今まで知らなかったんだけど、
ボールを持ったら積極的に仕掛けようとする姿勢が見て取れたし、
オフザボールで何度もゴール前に顔を出す姿は非常に好印象だった。
力んでしまってシュートミスするあたり、まだ若いなという印象はあったけど、
高卒ルーキーにも関わらずCKのキッカーを任されていることからも、
ネルシーニョからの期待値の高さが窺えたね。
堂安と同じ東京五輪の世代なので、共に切磋琢磨して、
研鑽を積んでいってもらいたいね。
前半の閉塞感を打開すべく、長谷川健太が最初に切ったカードは、
後半から米倉に代えて藤春の投入。
その後、左サイドから何度か惜しい形があったように、
選手交代による効果はあったかなと思うんやけど、得点までには至らなかった。
試合後、神戸の岩波が、Twitter上で、
神戸サポーターの藤春に対するブーイングについて言及していたけど、
実際、他サポからもブーイングを浴びせられるようなことをしたわけなので、
こればっかりは藤春自身がプレーで見返さなければいけないもの。
これから他のスタジアムでも藤春に対して厳しい言葉が浴びせられるやろうけど、
そんな藤春の背中を押してやることが、
ガンバサポとしてやるべきことなのかなと思うね。
まあ、個人的には神戸サポーターの反応は間違っているとは思わないけど、
岩波の気持ちは、正直、嬉しかったね。
試合の終盤に、同点を狙うべく長沢と堂安を投入したものの、
結局、神戸のゴールを割ることができずに敗戦。
ラッキーな判定で得たPKで同点に追いつくチャンスは訪れたものの、
アデミウソンがこれを決められなかったのが痛かったね。
しかもこれで、今季、吹田スタジアムで得たPKは、3本全て失敗だとか。
最近、ホームで勝ち点3を積み上げられるようになって、
ようやく吹田スタジアムのホームアドバンテージが、
発揮されてきたのかなと思っていたところに、
またしても不吉なジンクスが生まれてしまった。
次節は、降格圏に沈んでいる湘南とアウェイで対戦なので、
ここをきっちりと取って、仕切り直しといきたいね。
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