2010年2月18日

新スタジアムの行方

 
 
 
G大阪の新本拠地完成13年に遅れる見通し
 
 
 
なんか、いい加減この手の記事には飽きてきたな。
 
ガンバの首脳陣も頑張ってるとは思うんやけど、
“スタジアム建設できるかも→やっぱり厳しい”の繰り返しで、
結局のところ、何も前に進んでないように見えるわ。
 
第一、13年度に遅れるって、正式に建設が決まってから、
そういう時期の話はするもんじゃないの?
 
 
 
まあ、この不景気のご時世に、150億もの資金が動くような
プロジェクトは、難しいのはわかるんよ。
 
でも、吹田市が、採算がどうのとか、
税金がどうのとか、金銭面での損得勘定ばかりをしてるのが、
気に入らんねんよね。
 
だいたい、Jリーグの観客動員数トップの浦和が、
本拠地を置いている、埼玉スタジアムですら赤字やねんから、
キャパが3万2000人のスタジアムで採算が取れるかなんて
そんなんハナッから無茶な話。
 
プレミアのクラブみたいに、一番安い席のチケット代が
8000円とか9000円にすれば、採算は取れると思うけど、
日本でそんなことしたら、逆に客がけえへんようになるやろしね。
 
 
 
じゃあ、吹田市には、何のためにスタジアムを作ってほしいかというと、
やっぱり、“その地域に住んでいる人たちの暮らしを豊かにするため”
っていうことになるのかなと思う。
 
でも、ここまでの吹田市の対応を見てると、
ガンバは、“その地域に住んでいる人たちの暮らしを豊かにするため”の
存在として、認められてないんじゃないかな。
 
まあこの辺は、サッカー不毛の地と言われる、
大阪じゃ厳しい部分もあるけど、ガンバがこれからも、
Jで優勝争いをするクラブであり続けて、吹田市を含む北摂の自治体に
アピールし続けるしかないんやろね。
 
 
 
今回の吹田市とガンバの新スタの件に絡めて思うんやけど、
そもそも、日本の自治体はスポーツ施設を作る際、
金銭面での損得勘定を意識しすぎ。
 
まあ、さらに言えば、スポーツが文化として根付いてないって
ことになるんやろうね。
 
欧米のスポーツ施設に比べると、日本のものって、
スポーツの他に、コンサートとか他のイベントで使えるような、
多目的の造りになってるやつが多すぎると思う。
 
日産スタジアムも、最初は、日本最大のサッカー専用スタジアムになる予定が、
陸連の横やりで陸上トラックが入ったり、スタンドの傾斜が緩くなったりして、
結局、魅力の無いデカイだけの多目的施設になってしまった。
 
野球のスタジアムと比べると、サッカーのスタジアムって、
四角形で多目的に使いやすいから、採算目当てで、
横やりを入れたくなるってのも理由のひとつとしてあると思うけどね。
 
 
 
まあ、なんにせよ、ガンバには諦めずにスタジアム建設に取り組んでほしい。
 
現時点では、“その地域に住んでいる人たちの暮らしを豊かにするため”
とまではいかんと思うけど、専用スタジアムって、
将来的にそういう場所になりうる可能性がある場所やからね。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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