2013年6月23日

3戦全敗でコンフェデ終戦



日本12メキシコ


2005年のコンフェデや、昨年のロンドン五輪の時もそうやったけど、
どうもメキシコとは分が悪いね。

ただ、本田が言うほど、メキシコの選手の個の力に圧倒されたとは思えないんよね。

メキシコって、個の力で欧州・南米の選手に劣る分、
それを組織力でカバーしている典型のチームで、
日本が見習うべき所も多いと思ってるんよね。

代表チームって、クラブチームと比べて、
集まって練習する時間を確保するのが難しいから、組織力を高めるのが難しいけど、
メキシコは国内リーグでプレーしている選手が多いから、
そこの問題をクリアできている。

国内リーグでプレーしている選手で代表合宿を行い、
チームとしての土台を完成させたうえで、エルナンデスやドス・サントスといった、
海外でプレーしている、個の力に優れた選手を受け入れているから、
欧州・南米の個に組織で戦う事ができている。

日本もこれまではメキシコと同じやり方で代表チームを強化できていたけど、
最近は、海外でプレーしている選手が増えて、練習時間が確保できないうえに、
ザッケローニも海外組を重用するから、なかなか組織力の土台が固まらない。

すると、必然的に個の力で戦わざるを得なくなるわけやけど、
アジアレベルなら、日本の個の力でなんとかなっても、
やっぱり、コンフェデのような強豪が集う舞台に上がると、ボロが出てしまうね。

これからも日本人選手の欧州進出は増えていくやろうし、欧州で短期合宿を張る等、
時代に合わせた代表の強化の方法を考えて行かないといけないのかなと思う。



今回のコンフェデで、どうしても悪い意味でクローズアップされてしまったのが、
3試合で9失点を喫した守備。

このメキシコ戦で言えば、メキシコは高さで劣る分、
サイドから入ってくるボールにニアで勝負してくるのはわかりきっていたと思うけど、
2失点とも、そこへの配慮が欠けていたと言わざるを得ないね。

3試合通して見ると、コンパクトに陣形を保っている間は、
攻撃も守備も機能しているけど、
間延びしてくるとどちらも機能しない印象を受けた。

個人的には、南アフリカW杯で岡田監督が採用した、
守備専属のアンカーを置く布陣を考えてはどうかなと思う。

あそこまで極端な守備偏重の戦い方をしろとは言わないけど、
少なくとも、間延びしてバイタルエリアが空く問題に関しては、解消されるのでは。

まあ、攻撃とはトレードオフの関係になるとは思うけど、
まともにぶつかっても勝機は無いっていうのが今回のコンフェデで証明されたわけやし、
W杯本番で勝つには、今の布陣から何らかの変化を行う必要はあると思うね。



かくして、8年振りに臨んだコンフェデレーションズカップは、
3戦全敗という結果で終わりました。

まあ、組み合わせが発表された時から、想像できた結果ではあったけど、
実際に結果を目の当たりにすると、もうちょっとどうにかならんかったのかなっていう、
気持ちはしなくもない。

メキシコ相手に一矢を報いるゴールを決めた岡崎の、
「これからやるべき事を死に物狂いでやって」という言葉を信じて、
来年のW杯本番では勝てるように応援しましょう。



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