日本0-3ブラジル
中村俊輔のスーパーゴールなどで、ブラジル相手に2-2と善戦し、
日本国民に「本大会は期待できるのでは!?」と、
期待を抱かせてくれたのは、2005年のコンフェデの話。
まあ、その翌年、史上最強の代表チームと持ち上げられて訪れたドイツの地で、
日本がどのような結果に終わったのかは言わずもがな。
あれから8年、日本は、ザッケローニの下、アジアカップを制し、
欧州のビッグクラブでプレーする選手も擁して、
2大会ぶりのコンフェデレーションズカップに臨んでいるわけやけど、
その開幕戦で、8年前と同じブラジル相手に完敗。
今の代表チームも、代表史上最強チームと言われる事もあるけど、
ドイツの時のような勘違いを起こして本大会に臨まないように、
今大会のブラジルは、ちゃんと日本相手に授業を開いてくれたみたいやね。
この試合では、これまで右サイドでの起用が多かった岡崎をトップの位置に持ってきて、
代わりに右サイドには清武が入ったね。
岡崎の1トップと言うよりは、本田との2トップみたいな感じに見えたけど、
岡田監督時代に証明されているように、キープ力に乏しい岡崎をトップで起用するのは、
岡崎の良さを殺しかねないんよね。
でも、この本田と岡崎の2トップは、ブルガリア戦から3試合見てきた中で、
一番、機能してるんじゃないかと思ってしまったのが嫌だ。
まあ、言い変えれば、前田とハーフナーがもっとしっかりしてれば、
コンフェデで、こんな前線の組み合わせを試す事も無かったんやろうなと思う。
ザッケローニの中で、前線の組み合わせは悩ましいところなんやろうけど、
ブラジルW杯でのエースと目されていたレアンドロ・ダミオンが、
負傷やらスランプやらで、なかなか計算できず、
フレッジのような古株に頼らざるを得ないブラジルのフェリポンも、
同じ悩みを抱えているのかもしれない。
試合結果は0-3と完敗やったわけやけど、日本の出来がすごく悪かったと言うより、
普通に戦って普通に負けたっていう感じやった。
実力差のあるチーム相手に、あんなに早い時間帯で失点してしまうと、
試合の主導権を握り返すのは至難の業やわ。
まあ、でも、あのネイマールのシュートは、
川島はノーチャンスやったと思うけどね。
それに、後半開始早々のパウリーニョのゴールにしても
アジアレベルならミスのうちに入らないんだろうけど、
ブラジルを相手にしたら、ミスとは呼べない些細な動作でも、
失点に繋がってしまうんよね。
ガンバのパウリーニョもこれぐらいのプレーしてくれへんかな
・・・って、それは違うか。
次戦はイタリアと対戦。
ザッケローニは母国との対戦と言う事もあって、胸中穏やかでは無いやろうけど、
ブルガリア戦からブラジル戦まで4試合見てきて、
全然相手の脅威となっていない攻撃で、どうやってイタリアの鉄壁の守備陣から、
得点を奪うというんだろう。
ピルロとバロテッリをどう封じるかというよりも、
むしろ、そこが一番重要じゃないのかなと思う。
日本をブラジルW杯に導いた指揮官に、
どのような策があるのか、お手並み拝見といきますか。
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