2013年6月16日

一昨年の天皇杯の悪夢を払拭できた


水戸行ってきました。


あ、間違えた。こっちだった。



一応、関東での試合と言う事やけど、
自宅のある横浜から3時間30分もかかる時点でちょっとした小旅行。

これやったら、まだ新潟とか静岡方面に遠征する方が、
移動時間的にも体力的にも楽やわ。

帰宅後、あまりの疲労感で、
コンフェデのブラジル戦は途中で寝落ちしてしまいましたわ。


ガンバ大阪20水戸ホーリーホック


戦術のマンネリ化や一向に進まない世代交代、主力選手との確執などがありながらも、
西野朗がなんだかんだ10年間、ガンバの監督を続けてこれたのは、
タイトルと言う、目に見える結果を残していたから。

2年前、そんな西野政権が終焉するきっかけとなった試合は、
ACLのラウンド16でセレッソに敗れた試合と、
天皇杯3回戦の水戸との試合だったんじゃないかなと思う。

たらればを言い出したらキリが無いのは承知しているけど、
あの試合が無かったら、その後、セホーンなんて監督がやってくることも無く、
今、ガンバがJ2で戦ってる事も無かったのかなと、思う事もあるんよね。

そう言う意味では、この試合は、思い出したくない過去を振り払うという意味で、
重要な一戦だったんじゃないかなと思う。



試合は、いつものようにガンバが前半から主導権を握ると、
加地の右サイドのクロスに、ニアに走り込んだ二川にDF2人がつられ、
ファーでドフリーになったレアンドロが押し込んで、ガンバが先制。

その後も、ガンバが優勢で試合を進めるけど、
明らかに試合の流れが変わったのは、前半途中の家長の負傷交代からだった。

左サイドで、二川が近藤とのマッチアップに手を焼く中、
右サイドでは、家長が抜群のキープ力で攻撃の時間を作ってたけど、
パウリーニョに家長と同じ役割が担えるはずもなく、
水戸の積極的なプレスに、ボールを失う場面が増え始めたね。

おまけに、この試合は遠藤もいなかったから、速攻と遅攻が使い分けられず、
どことなく攻撃のテンポが一本調子になったので、
水戸の守備陣からすると、いつ仕掛けてくるのかがわかりやすくて、
守りやすかったんじゃないかなと思う。

その後は、水戸に攻め込まれる場面が続いたけど、
そこは水戸の拙攻に助けられた感じやったね。



後半に入っても、水戸に押し込まれる時間が長かったけど、
個人的には、「やられないだろう」という、根拠の無い自信があったので、
そこまでヒヤヒヤすることは無かった。

ここまでのJ2での試合で、完封勝利を積み重ねてきているおかげで、
選手だけでなく、サポーターのメンタルも、
徐々に変わってきているのかもしれないね。

ただ、これまでの試合だったら、1点リードで終盤まで持ち込むと、
後はコーナーキープで時間を使って逃げ切りというパターンが多かったけど、
この日は、後半ロスタイムに入る直前に、
岡崎が見事なループシュートで追加点を挙げ、試合展開をグッと楽にしてくれた。

先の2試合ではスタメンを飾った岡崎やったけど、
この試合では、復調傾向の明神にスタメンの座を奪われたものの、
途中出場できちっと結果を出すあたり、
なかなか良いメンタルを持ってるなと思わせてくれた。

さらには、途中出場の選手らしく、守備も奔走し、
(まあ、これが普通なんだけど、ガンバにはやってくれない選手もいるから)
二川に代わって入ったオ・ジェソクとともに、
危なげなく試合をクローズすることに貢献したね。


水戸は、全員が球際をファイトしてくる、なかなか手強いチームだったけど、
最後に鈴木隆行が丹羽に対するラフプレーで退場になった事で、
チームとしての健闘にケチがついてしまったかなと思う。

ただ、鈴木のフィジカルの強さと、前線の守備での追い込み方、
ファウルをもらう駆け引きの巧さなどは、この試合でも健在だったね。

まだJ1でもやれるんじゃないだろうか。



次節は万博で岡山と対戦。

一時期の好調ぶりに陰りは見えるものの、
神戸相手に3点ビハインドを追いつくなど、地力はあるチームなので侮れないね。

ガンバとしても、去就問題に揺れるレアンドロと家長の、
試合に対するモチベーションが懸念材料やけど、
神戸が栃木に引き分けた事で、勝ち点差が4となり、
良い感じで下位を引き離すことができているので、
この試合も勝ち点3を積み上げて、このまま突っ走りたいところやね。


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