2012年8月15日

これぞテストマッチという感じの凡戦



日本11ベネズエラ


先週、日本代表のメンバーが発表されるまで、
今日、A代表の試合が行われる事を忘れていた人も多いんじゃないかな。

かく言う俺もそうやったんやけど、そんな影の薄い試合の位置付けは、
来月行われるブラジルW杯予選のイラク戦に、
今野、内田、栗原が出場停止という事態を踏まえ、
DFラインの組み合わせを試すというもの。

まあ、栗原は本来レギュラーじゃないし、内田や長友が欠場した際は、
駒野を使うのが通例になっているという事を考えると、
今野の代わりに誰を起用するかっていうところが、
一番重要だったと言えるんじゃないかな。

そんな試合で、今野の代わりにスタメンで起用されたのは伊野波。

お手並み拝見といきたかったところやけど、
前半は日本がピンチに晒される事が殆ど無かったから、
何とも評価しにくいところやったね。

伊野波に代わって水本が起用された後半からは、
日本のミスからピンチを招くシーンが多くなり、CBが忙しい時間帯が多かった。

まあ、水本のせいでは無いけど、失点シーンを見る限りでは、
コンスタントに代表に召集されている伊野波の方が、
連携面で一日の長がある感は否めなかったね。

ただ、ディフェンスに関して、これだけははっきり言えるのが、
吉田は、U-23でキャプテンを務めてロンドン五輪を戦った事で、一皮むけたね。

明らかにプレーに自身が漲ってて、風格も出てきたし、
安心して見る事ができたわ。



攻撃に関しては、前半の早い時間帯に、駒野の右サイドの突破からの折り返しを、
遠藤が決めて日本が先制するも、その後は追加点が奪えなかった。

この試合の結果なんて取るに足らないものなので、
別にとやかく言うつもりは無いんやけど、香川はちょっと外し過ぎかなと思った。

しかも、失点シーンも香川のボールロストが起点やったし、
今週末開幕するイングランドのプレミアリーグで、今日のようなプレーしたら、
ファーガソンが顔を真っ赤にして怒るやろな。

まあ、左サイドでプレーしながら、あれだけ中央に侵入して、
決定機に絡むのも大したもんだとは思うけどね。



あと、ザッケローニが、
このタイミングで本田の1トップをテストしてきたのには驚いたね。

南アフリカW杯で、岡田監督が採用して以来かな?

結果には結び付かなかったけど、
本田のキープ力はおそらく日本人でナンバーワンだと思うので、
彼のキープ力を最前線で発揮できれば、
日本が誇る、優れた2列目の選手達を生かす事ができるからね。

個人的には、本田の1トップはアリだと思ってるけど、
解説の金田さんも言ってたように、どうせなら香川のトップ下も一緒に試して欲しかった。

キープ力に長けた本田の周りを、香川が衛星のように動き回る事で、
香川の良さが生きると思うんやけど、このブログで何度も書いているように、
ザッケローニが香川の左サイド起用に固執する理由がよくわからんのよな。

イラク戦の前にテストマッチは後1試合、UAE戦があるので、
そこで一度試してくれへんかなと思ってたりする。



いくらテストマッチとは言え、ホームで引き分けという結果に、
不満もあると思うけど、ベネズエラも力のあるチームやし、
日本の戦いぶりはそこまで悪くなかったと思う。

まあ、俺の中で一番の不満は、試合内容よりも、
こんな試合で遠藤を90分間起用したって事やねんけどね。



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