2012年8月8日

負ける時は往々にしてこんなもんです



日本13メキシコ


メキシコのアステカスタジアムで、日本の釜本が開催国のメキシコ相手にゴールを挙げ、
銅メダルを獲得したのは44年前の話。

その、メキシコ五輪以来のベスト4進出を果たした日本の前に立ちはだかるのは、
こちらも、44年前に、日本と銅メダルを懸けて戦った時以来となる、
ベスト4進出を果たしたメキシコ。

なんとなく運命的な物が感じられた試合で、
お互いにメダルへの思いが強かったやろうけど、
こういう試合はミスをした方が負けると、つくづく思い知らされたね。



日本のスタメンには、先日のエジプト戦で負傷し、
この試合への出場が危ぶまれていた永井が名を連ねていたので、とても驚いた。

スーパーサブとして起用するんじゃないかという報道もあったけど、
冷静に考えてみたら、途中出場でピッチに送り出して、
「やっぱり駄目でした」なんて言われて、また交代させる羽目になったら、
無駄に2つも交代枠を使ってしまうからね。

まあ、90分引っ張ったのはどうかと思ったけど、
この試合で永井の起用を前提として考えてたんやったら、
先発出場させた関塚さんの判断は妥当やったと思う。



キックオフ直後から、お互いに様子を窺うような感じで試合が進む中、
先制したのは日本やった。

ペナルティエリアの手前で、ボールを横に動かしていく中、
上手くマークを剥がした大津の右足一閃で、華々しく日本に先制点をもたらした。

バイタルエリアをあんなにポッカリ空けていたメキシコの守備もどうかと思ったけど、
なにはともあれ、ここから日本は優勢に試合を進める事ができたね。

ただ、メキシコの同点ゴールでその流れが一変してしまった。

CKをニアで後ろに逸らされ、
それを、大会前のテストマッチでも日本相手にゴールを決めている、
ファビアンに頭で押し込まれ、日本としては、今大会で初めて失点を喫してしまったね。

ただ、メキシコにしてみれば狙い通りの形だったとはいえ、
あんなに上手く決まる事って珍しいから、この場面で守備陣を責めることは酷。

それに、そのCKに結びついたプレーも、メキシコのオフサイドっぽかったし、
日本としてはアンラッキーが重なった形やった。

そう考えると、失点した事でナーバスになる必要は無いんじゃないかと思ったんやけど、
ここからメキシコに試合の主導権を握られてしまったね。



1-1のタイスコアで迎えた後半も相変わらずメキシコのペース。

相手ボールの時間帯が長く続くと悲観的になりがちやけど、
大会前のテストマッチの時も、こういう展開が長く続いたものの、
少ないチャンスをモノにして、勝つ事ができたから、
辛抱強く戦えば、この試合でもきっと勝機はあると思ってた。

でも、耐えてる方が先にミスを犯してしまえば、
その勝機はどうしても遠ざかってしまう。

権田がアンダーハンドで出したボールを受けた扇原が、
メキシコの前線からのプレッシャーに屈してボールを失うと、
これをペラルタにシュートまで持ち込まれ、勝ち越しを許してしまった。

試合後、扇原が責任を感じて号泣していたらしいけど、
メキシコは明らかに、権田が扇原にボールを渡すところを狙っていたのに、
それにも関わらず、あえてそこに出した、権田のプレーが軽率やったなと思う。

でも、権田は、グループリーグからずっと安定したプレーを披露して、
最後尾から日本を支えてきたから、あんまり責めたくはないんやけどね。

まあ、勝ち越し点を許しても、まだ25分あるから、
落ち着いて攻めれば良い思ったんやけど、
若い選手達に、大舞台でそこまでの余裕を求めるのは酷なのか、
ここから見るに堪えないミスを連発。

杉本、宇佐美、斎藤と交代カードを切るも、流れは好転せず、
反対に、試合終了間際に3失点目を喫し、ジ・エンド。

若き日本代表の挑戦は、ベスト4の壁に阻まれて終わってしまった。



銅メダル以上の成績を挙げる事はできなくなってしまったけど、
五輪予選からこのチームを見てて、
まさかメダルを懸けての戦いができるなんて思ってもみなかったから、
素直にU-23のここまでの健闘を称えたい。

でも、まだ五輪は終わったわけじゃない。

3位決定戦で対戦する韓国に絶対勝利して、
44年振りのメダルを日本に持ち帰って欲しいなと思います。



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