2014年10月27日

味スタの呪いの力が無ければこんなもんよ



ガンバ大阪21FC東京


会心の試合とまではいかなかったけど、
前節、柏相手に連勝を止められ、このままズルズル行く可能性もあっただけに、
ここでスパッと悪い流れを断ち切ることができたのは良かったね。

まあ、飛田給で散々勝ち点を落としてやってんだから、
ウチが浦和を追いかけるためのアシストぐらいしてくれよな。



代表選手を多く抱え、リーグ最少失点の守備陣を擁する東京に対し、
果敢に切り込んでいったのは宇佐美。

ここ最近、ややパフォーマンスが落ち気味だったけど、
この日は、代表に呼ばれたくても呼ばれない嫉妬心からか、
ドリブルに好調時のキレが見られたね。

まあ、東京の守備も固いのでなかなか思うようにプレーできてなかったけど、
左足のテーピングも取れていたし、
俺達がよく知っている宇佐美に戻る日も近いんじゃないかと思う。

そんな宇佐美と対をなすように、
この試合で名前を取り上げられていたのは武藤。

まだ何も実績を残していない若い選手にチヤホヤする、
日本マスコミのスターシステムの象徴とされてる感のある選手やけど、
前半終了間際の右サイドからのクロスをジャンピングボレーで狙ったシーンは、
非凡なものを感じさせられた。

同じくスターシステムの象徴である、お隣の南野のように、
芸能活動にうつつをぬかして、自分を見失うなんてことがないように、
東京の関係者は注意しとかんとね。



この試合のターニングポイントは、
前半ロスタイムの権田の負傷退場だったかなと思う。

後半になって塩田がゴールを守ってたけど、
塩田が試合に入り切る前に2ゴール叩き込めたのが大きかった。

1点目の大森のゴールに関しては、
前節の柏戦から似たような形でゴールを狙っていたけど、
ようやく決まったなという感じ。

この試合の大森は1試合通して攻守に良く走っていたけど、
失点の場面で、クロスを上げた太田に対する軽い対応はいただけなかったので、
若干、ケチがついてしまったのが心残りかな。

2点目の遠藤のFKに関しても、
前半からインスイングのCKの際は、枠を狙うようなボールを蹴っていたので、
こちらもようやく決まったなという感じ。

大森のゴールをアシストしたのも遠藤やったし、
タイトルレースを占う大一番が続く11月に向けて、
千両役者の調子が良さそうなのは頼もしい限りやわ。



その後、太田の右足のクロスから松田に1点を返されるも、
のらりくらりと時間を使いながら試合をクロージング。

リンスの仕上げには失敗したけど、遠藤、阿部、パトリックによる、
後半ロスタイムのボールキープは見事だったね。



次節はホームで仙台と対戦。

ここに来て、残留を争っている相手と戦うのはやりにくいけど、
その後に控える、浦和との直接対決には、
最低でも、今の勝ち点3差で乗り込みたいので、
絶対に落とすことができない試合やね。

宇佐美よ、もうそろそろ決めてもいい頃だろ?





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2014年10月23日

秋雨の日立台で小休止



日立台行ってきました。


ガンバ大阪01柏レイソル


日立台には何度か訪れているけど、雨の日の試合は初めて。

アウェイ側スタンドにはコンコースが無いせいで、どこにいても雨に濡れるし、
10月下旬の寒さも相まって、かなりタフな観戦コンディション。

その上、この試合結果とくれば、
今日の俺の仕事ぶりがどうだったかは言うまでもあるまい。



この日の対戦相手が3バックの柏だという事もあって、
対3バック用として先月の広島戦で初お目見えした、ダイヤモンド型の中盤を採用。

それに加え、ターンオーバーも兼ねて、パトリックの代わりに佐藤、
オ・ジェソクの代わりに藤春を起用してきたね。

ただ、佐藤のところでボールが収まらず、
左足にテーピングを巻いた宇佐美の動きも万全じゃないとくれば、
押し込まれる時間帯が長くなるのも必然の流れ。

後半、大森が投入された後と、パトリックが投入された後は、
柏の選手が修正に時間を要した事もあってチャンスが訪れたけど、
試合のペース自体は、終始、柏が握っていたね。

優勝の為に勝ち点3にこだわるガンバは、
明神を下げて倉田を投入し前掛かりに出たけど、
これが却って裏目に出て、試合終了間際に失点を喫し、ジ・エンド。

さらにその後、岩下がレッドカードで退場になってしまうという
オマケまで付いてきてしまった。

まあ、あのプレー自体は一発レッドに値しないと思うけど、
この日の岩下は終始プレーの安定感を欠いて、不要なファウルを犯し、
その都度、主審に注意されていたから、完全に目を付けられていたと思う。

だから、あそこでスライディングタックルに行った時点で、
主審の思うツボだったんだろうね。

まさに泣きっ面に蜂やけど、浦和が甲府と引き分けた事で、
勝ち点1差しか引き離されなかったのが、不幸中の幸いか。


でも、負けはしたものの、そこまで悪い試合だったとは思わないんよね。

連勝中の試合では、ポストを叩いた遠藤のミドルや、
今野とのワンツーで抜け出した宇佐美のシュートは決まっていたんやろうし、
終了間際に太田の前にボールがこぼれてくることも無かったんだろう。

2か月前に名古屋に負けた時も似たような感じやったし、
意外と負ける時ってこんなもんなのかもしれない。

ただ、今季、大宮にしかアウェイで勝ててない事が示すように、
ガンバの関東圏の試合の勝率の悪さは本当に深刻。(鹿島は海外アウェイ)

ナビスコや天皇杯に悪影響が及ばなければいいんだけど。



連勝が止まってしまったのは残念やけど、
ずっと勝ち続けられるチームなんて無いわけやし、
ここは頭をスパッと切り替えて、
次節、ホームでFC東京から勝ち点3を奪う事が重要やね。

岩下が出場停止、左足のテーピングが物語るように、
宇佐美も本調子では無いくれば、苦しい戦いを強いられるのは必須。

ここが正念場。何が何でも踏みとどまってくれ。



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2014年10月18日

2勝1敗なのに3タテした気分の川崎シリーズ



ガンバ大阪10川崎フロンターレ


万博での川崎戦と言うと、4-4とか6-3みたいな馬鹿試合のイメージが強いけど、
この日は装いを新たに、詰め将棋のようなウノゼロでの決着。

大久保、森島、小林、レナトと、FW4枚と言ってもいいような前輪駆動の川崎に対し、
「もう僕たちはそういう遊びはやめたんだ」と言わんばかりに、
自陣でしっかり2ラインを作って迎え撃ったガンバ。

序盤は川崎の圧力に屈して、後手に回る展開が多く、
相手の中盤に君臨した憲剛を中心に、試合の主導権を握られてしまった。

特に、オフサイドを取れたものの、右サイドからダイアゴナルに裏へ飛び出した、
小林に対するスルーパスは完全にやられたと思ったね。
(笛が鳴っているのにプレーを続けてイエローを貰う大久保は、
相変わらずオツムが弱いですな。)

まあ、前半の早い時間に、内田がイエローを貰ってしまい、
憲剛に厳しく行けなくなったのも、前半の戦いを厳しくしてしまった要因の一つかな。

プレミアリーグでは、「最初はタダ」と言わんばかりに、
前半の早い時間に、相手の中心選手に対して、
強烈なタックルをお見舞いする風習があるらしいけど、
残念ながらここはJリーグなんでね。



日程的に厳しいのは、
水曜日の天皇杯から中2日でこの試合を迎えているガンバのはずなのに、
後半に入ってなぜか先に足が止まったのが、中5日でこの試合を迎えている川崎。

前半は孤立しがちだった宇佐美やパトリックに対し、
縦パスが入るようになってくるようになり、徐々にペースを掴むと、
遠藤のCKから米倉が頭で合わせて、先制点をゲット。

これまでの試合では、米倉がCKからシュートを打つ場面って少なかったけど、
前半、CKからジャンピングボレーを放った場面でもそうだったように、
この日の米倉はニアで誰かが競った後に、
後ろへ抜けてくるボールを狡猾に狙っていたね。

あと、解説の玉乃が指摘していたように、
最初のCKをクリアされ、反対サイドからのCKになった際に、
遠藤がわざとゆっくり時間を掛けて逆サイドへ歩き、
その間に川崎の守備陣を一息つかせた駆け引きも見事だった。

米倉と遠藤の2人の駆け引きが実を結んだセットプレーやったと思う。



1点リードしたガンバは、カードを貰っていた内田に代えて明神、
前線の運動量を補充するために宇佐美に代えて倉田を投入し、
試合をクローズしにかかる。

対する川崎は、森島に代えて森谷を投入し、小林を前線に上げてきたけど、
この形になってから、何度か決定的な場面を作られてしまった。

そのピンチをことごとく救ったのは我らが守護神・東口。

レナトの左サイドからのクロスを、小林がインサイドで丁寧に流し込んだシュートを、
左手一本で防いだ場面は鳥肌モノやったわ。

っていうか、小林ってシュートが上手いイメージがあったけど、
先日の代表の試合から決定的な場面を外す場面が目につくし、
もしかして、アギーレにシュートの外し方でも教わってきたのだろうか。

だとしたら尚更、宇佐美には代表に行って欲しくないのだが。



主導権を握られる時間が長かったけど、1点差を粘り強く守り抜き、
勝ち点3を上積みする事ができた。

首位の浦和が仙台に敗れたことで、首位との勝ち点差は4と、
いよいよ逆転が現実味を帯びてくるところまで詰めてきたね。

更に、3位の鹿島が柏相手にまたしてもホームで黒星を喫した事で、
浦和への挑戦権は、実質、ガンバだけに絞られたと言っても過言じゃない。

ガンバは次節、鹿島を破った柏とアウェイで対戦。

今季の柏は日立台での成績が良いので、一筋縄でいく相手じゃないけど、
水曜日の天皇杯をパスしたのにも関わらず、
この試合で何にもやってなかった宇佐美には、
2試合分の働きを期待しましょう。

平日のナイターやけど、8月の休日出勤の代休を10月に使うという、
パトリック大作戦ばりの力技で休みを貰ったので、
その労力が無駄にならないためにも頑張って応援してきます。




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2014年10月16日

ガンバ大阪の三兎を追う戦いはまだまだ続く



LIVE中継が無い時の天皇杯後のブログって、
再放送とかで試合を見直す事も無く、
結果と出場選手だけ見て、さらっと感想を書くだけで済ませてきたけど、
この試合はきっちりと録画観戦しました。

理由?いや、ただなんとなくですよ。


ガンバ大阪20大宮アルディージャ


日曜日のナビスコ準決勝2nd legから中2日で迎えた試合と言う事もあって、
スタメンを7人入れ替えた長谷川健太。

大宮は先日のリーグ戦から中9日と、休養十分でこの試合を迎えているはずなのに、
9人先発を入れ替えてきたのは渋谷監督。

両チームとも、このような思い切ったターンオーバーを敷いてきたということは、
この試合は、普段出場機会に恵まれていない選手が、
監督へアピールするためのチャンスの場とも取れるけど、
徐々に冷え込んで来る10月のナイトゲームで、更に3500人程度の観客とくれば、
「この試合で活躍してスタメン奪取だ!」なんて、意気込んでいる選手は特に見当たらず、
前半は、両チームともほとんどシュートに行けずに終了。

万博でこの試合を見ていた人は、さぞかし寒かっただろうね。



後半から、倉田とリンスのポジションを入れ替えたことで、
徐々にガンバがペースを握るようになると、
倉田が得たFKを二川が直接決めて、ガンバが先制。

二川がFKでゴールを決めたのって、
2008年、マリノスと対戦したナビスコ準々決勝、三ッ沢での2nd leg以来かな。

すごく壁が近くて、ファーしかシュートコースが無い感じやったけど、
二川が審判に文句を言うはずもなく、粛々とファーにシュートすると、
なぜかニアに動いていたGKが逆を取られたって感じやったね。

まあ、そんなGKの判断ミスを抜きにしても、
サイドネットへパスをするような美しい弾道のシュートは見事やったわ。

1点ビハインドになった大宮は、故障明けのムルジャを投入して反撃に出てきたけど、
大森のDFラインの裏へのパスから、佐藤の2点目が決まったところで勝負あったね。

ゴール後に足が攣って、倉田に伸ばしてもらうという、
斬新なゴールパフォーマンスのオマケ付いてきてたけど、
これは、この試合でハードワークしていた勲章のようなものやね。



昨年、熊谷で大宮に敗れ、天皇杯3回戦で姿を消すことになったけど、
今年はリベンジに成功し、ベスト4に進出。

3冠を目指すと言いつつ、
意外とここらへんでコロッといくんじゃないかと思ってたけど、
普段出場機会に恵まれていない選手と、
土曜日のリーグ戦は累積警告で出場停止の今野がよく頑張ったね。

そんな今野の代役は明神が有力かなと思ってたけど、
この試合で90分フル出場して、中2日でリーグ戦を戦うとなると、
フィジカル的にどうなんだろう。

内田も、カードを貰うまでは及第点のパフォーマンスを見せていたし、
どちらでも問題無さそうな気がするけど、
こればっかりは、土曜日に先発メンバーを見るまでわからなそうやね。

でもまあ、この試合で宇佐美や遠藤あたりの選手は休ませることができたわけやし、
今野の穴なんて忘れるぐらい大暴れしてもらいましょうや。




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2014年10月15日

ネイマールを接待するためにシンガポールへ遠征した日本代表



日本04ブラジル


何もされてないのに何もできなかった。

この試合が行われたシンガポール・ナショナル・スタジアムの芝の状態よりも、
日本のパフォーマンスは酷かったね。

この日の日本の選手達は、ネイマールの活躍を、
ピッチの上と言う特等席で眺めている観客のようだったわ。



先日のジャマイカ戦後のブログで、
アギーレが中盤の構成に関して随分試行錯誤しているって書いたけど、
まさかブラジル相手に守備が不得手の3人を中盤に並べてくるとは思わなかった。

ネイマールの2点目の田口の対応(オフサイドやと思うけど)と、
4点目の柴崎の対応なんかは、その弊害がモロに出てしまった場面やった。

守備でダメなら、攻撃で違いを見せたいところやったけど、
柴崎はトラップミスから失点の起点になってしまうし、
田口はカウンターのチャンスを潰して解説の金田にボロクソに言われるしで、
まるでいいところが無かった。

この2人なんて話題に上がるだけ良い方で、
森岡なんて「試合に出てたの?」って感じやしね。

後半24分にようやくまともに守備が出来そうな細貝が出てきたけど、
なんで頭から起用しなかったのか不思議でしょうがないわ。



攻撃に関しては、小林のボレーや柿谷のヘッドなど、惜しいシーンはあったものの、
全体的にブラジルに軽くあしらわれたなという印象。

ジウとミランダのCBなんて、それほど場数をこなしていないコンビやと思うけど、
それでもチャレンジアンドカバーの役割分担がきっちりできていたあたり、
セレソンに選ばれるような選手はさすがの戦術理解力やなと思ったね。

急造DFラインで、あっさりとネイマールに裏を取られて、
先制点を許した場面を見ると、余計にそう思うわ。



ただ、そんな不甲斐ない日本の攻撃陣に於いて、
唯一合格点をあげてもいいのが岡崎。

3トップのセンターで、あそこまでボールを収められるとは、
サポートの少ないドイツの中堅クラブで、1トップを張ってるだけのことはある。

この試合の日本のスタメンの中では別格やったわ。

そんな岡崎と同じぐらいの働きを、後半から出場した本田にも見せて欲しかったけど、
結局、僕らがいつも日本代表の試合で見ている本田やった。

イタリアの名門・ミランで、10番つけている金髪の日本人が活躍しているらしいけど、
それは一体誰なんだろうか。



まあ、アギーレが監督になってからの3試合を見る限り、
この結果に関してはある程度予想できたことではある。

でも、土曜日に北京でアルゼンチンと試合し、
日本より1日短い、中2日でこの試合に臨み、
明らかに流して試合をしているブラジル相手に、
この程度のプレーしかできないようでは、アジアカップに向けて先が思いやられる。

W杯まで1年を切って、これからチームを強化したいと思っている時期に、
名前も聞いたことが無いような国と、アジアカップの予選を戦いたいんだろうか。

来月対戦する、ホンジュラスとオーストラリアは、
ブラジルと比べれば、アジアカップのシミュレーションに適した相手だと思うので、
アジアカップに向けて明るい見通しがつくような戦いを見せて欲しいね。



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2014年10月13日

さあ、胸に光る星を増やしに行こう



等々力行ってきました。





ガンバ大阪23川崎フロンターレ


1st legで2点差付けて勝っていることなんて忘れてしまうぐらい、
厳しい戦いだった。

激闘の鹿島戦からの連戦で疲労は確実にあったと思うけど、
日程に関しては、川崎も同じスパンでこなしていることやから言い訳にはならない

どっちかと言うと、1st legの終了間際に喫したアウェイゴールが、
これ以上失点したくないディフェンス陣と、
2nd legでアウェイゴールを奪いたいオフェンス陣との間で意識の乖離を生み出し、
その結果、全体が間延びして出現したバイタルエリアのスペースを頻繁に使われる事で、
試合が難しくなった印象。

そこに、大久保が前半の早い時間帯に1点を返したことで、
スタジアム全体が押せ押せムードになり、危うく呑み込まれそうになったけど、
森島がドフリーのヘディングを2回も外してくれたおかげで命拾いしたね。

森島はこの日のガンバにとって、
川崎のクロスを跳ね返す優秀なCBやったわ。

その後も、川崎に攻め込まれる時間帯が続くものの、
これを東口を中心に粘り強く凌ぐと、
阿部が瞬く間に川崎のゴールネットを2回揺らし、
決勝が行われる埼玉スタジアム行きの切符を手繰り寄せたね。

それにしても、「ここぞ!」という時に発揮される、
阿部の決定力には恐れ入る。



阿部の2得点により、川崎が決勝に進出するためには、
ここから4得点を奪わなければいけないという、
極めて難しい状況に追い込むことに成功した。

本来なら、ここで心が折れてもおかしくないところやろうけど、
ここから生まれた、ジェシのゴールと森谷のゴールに、
川崎のタイトルに懸ける執念を見たね。

さらに1st legをケガで欠場した憲剛を投入し、勝負に出た風間監督に対し、
長谷川監督は、宇佐美とパトリックに代えて、大森と佐藤を投入。

1st legでは、守備固め要員として明神を投入した事が、
却って試合の流れを悪くしたので、
守備を意識した交代に悪いイメージが付いてしまったけど、
この、大森と佐藤の投入に関しては妥当だったかなと思う。

阿部の1点目と2点目は、
それぞれパトリックと宇佐美のアシストによるものやったけど、
守勢に回る時間が多かったこの試合で、
この2トップは相手ボール時の貢献度があまりにも低かったからね。

前線の運動量を補充した事で、川崎のボールの出所である、
憲剛と大島にプレスに行けるようになり、
ようやく試合を落ち着かせることができた。

あとは、東口と丹羽が巧妙に時間を使って、
試合をクローズするだけやったね。


2nd legには敗れたものの、2戦合計5-4でガンバが勝ち抜け、
7年振りのナビスコ決勝行きの切符を手にしました。

思えば、7年前もグループリーグから勝ち上がり、
準決勝では鹿島に2nd legで敗れるも、
アウェイゴールの差で決勝進出を決めたんだっけか。

そんなに都合良くはいかんやろうけど、
7年前とシチュエーションが似てるから、期待している自分がいる。

そんな期待を胸に、11月8日、
埼玉スタジアムへ6つ目の星を胸に刻みに行きましょう。


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2014年10月11日

この試合の出場選手で一番優秀なストライカーはジャマイカのDFノスワーシーだった



日本10ジャマイカ


日本代表がアギーレ体制になってから初勝利やけど、
そんなものを祝えるような内容の試合じゃなかった。

シュートを20本以上打ったのにも関わらず、ゴールに入ったのが、
ジャマイカDFのノスワーシーのオウンゴールのみという体たらく。

まるで、サッカーをしているようで、
ゴールを決めてはいけない別のスポーツをしているようやったわ。

宇佐美だったら決めてたなって思うシーンはいくつかあったけど、
だからと言って、宇佐美を代表に持って行っていいかと訊かれると、
首を縦に振るのが躊躇われるところ。

代表でのプレーを熱望している宇佐美を、
快く送り出してあげられるほど、ガンバが層の厚いチームだったらいいんやけどね。

最近、ガンバの調子が良いとは言っても、
宇佐美の代役と言うと、なかなか難しいところなんですわ。



決定力不足以外で、この試合で気になったところと言えば、中盤の構成かな。

CBにケガ人が相次いだ影響で、先月の2試合でアンカーを務めた森重をCBに下げて、
インサイドハーフを務めていた細貝をアンカーに持ってきたけど、
終始、日本が主導権を握る展開だったせいか、
細貝の守備力が発揮される場面はそれ程無く、
却って、展開力の乏しさが目に付いた印象。

それに、香川と柴崎を並べたインサイドハーフにしても、
相手がジャマイカだからさほどボロは出なかったけど、
守備力という面では心許なすぎる。

香川が試合中に脳震盪を起こした影響で、代表を離脱することになったので、
シンガポールで行われるブラジル戦は、中盤の組み合わせが変わりそうやけど、
アギーレは中盤の構成について、随分試行錯誤しているなっていうのが、
この3試合から見て取れるね。



あと、最後に触れておきたいのが、CBの塩谷。

水本や槙野、この試合で解説をやっていた宮本のように、
3バックのCBの方が持ち味を発揮できるタイプの選手なのかなと思ってたけど、
意外や意外、4バックのCBも問題無くこなしていたね。

どうしても、所属する広島で見せている、攻撃参加に目が行きがちやけど、
人に強くて守備範囲も広い、良い選手だなと思ったね。

あまり見所の無かったこの試合で、ポジティブな要素やった。



次戦はシンガポールでブラジル戦。

この試合のパフォーマンスを見る限り、
ボコボコにされるのが関の山やと思うけど、
案外、そっちの方がいいのかもしれない。

ただ、ブラジルの試合とあって、世界的に視聴者数はかなり多い試合だと思うので、
世界中に日本の醜態を発信するような、みっともない試合はしてほしくないけどね。



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