2008年11月17日

ガンバユースとぬるま湯体質

 
今年も、来季、ユースからトップに昇格する選手が発表されましたね。
 
そこで、俺が独自に、今回トップ昇格する3選手についての評価を書きたいと思います。
 
 
菅沼駿哉(すがぬま しゅんや)選手 
プロフィール 
◇出身地 大阪府豊中市        
◇生年月日 1990.5.17
◇ポジション DF
◇身長/体重 182cm/80kg
◇経歴
 1997~2002 野畑FC 
 2003~2005 ガンバ大阪ジュニアユース 
 2006~2008 ガンバ大阪ユース
 
 
ガンバユースの守備の要。
 
CBでコンビを組む、内田達也がカバーリングを得意とするCBであるのに対し、
菅沼は、人に強い、ストッパータイプのCBやね。
そして、セットプレーからの得点力も兼ねそろえています。
 
ただ、個人的な意見を言わせてもらうと、トップに上げるほどの選手か?とも思う(-_-)
 
いい選手であることは間違いないけど、
同じガンバユースの先輩である、伊藤や植田と比べるとどうも小粒な感がするんよね。
 
しかも、この2人もトップでは出場機会が与えられへんかったし、
そう考えると、菅沼も結構厳しいんじゃないかと思うわ。
 
まあ、いい意味で、俺の期待を裏切ってくれることを期待するけどね。
 
 
 
宇佐美貴史(うさみ たかし)選手
プロフィール 
◇出身地 京都府長岡京市
◇生年月日 1992.5.6
◇ポジション MF
◇身長/体重 178cm/67kg
◇経歴 
 1999~2004 京都長岡京SS
 2005~2006 ガンバ大阪ジュニアユース(中1~中2)
 2007~2008 ガンバ大阪ユース(中3~高1)
 ※2007 年~ユース登録、
 2008年2種登録
◇代表歴 U-13~U-17 日本代表
 
 
まあ、宇佐美に関しては、色んな所で語られてるから、
わざわざ俺がここで書くことも特に無いんよな。
 
あえて言うとすれば、
一般的に、宇佐美のプレースタイルはドリブラー&フィニッシャーとされてるけど、
俺が宇佐美のプレーで一番好きなのは、
左サイドから、右サイドの神門目がけて放たれる、
レーザービームのようなサイドチェンジです。
 
正直、あのキックはプロでも蹴れる人は少ないんとちゃうかな。
 
とにかく、ドリブルとシュートだけじゃなく、
攻撃面では総合的に能力の高い選手です。
 
 
ただ、今までにガンバユース出身者で、
宇佐美と同じように期待されながら、伸び悩んだ選手がいました。
 
 
…あえて言うまでもないですけど、家長です。
 
 
家長は、抜群のフィジカルと、ドリブルテクニックでガンバサポを魅了してくれました。
 
しかし、調子のムラが激しく、コンスタントに力を発揮できないうえ、
MFとして起用するには、守備を全然しない、
FWとして起用するにも、シュートが下手…等
西野監督としても使いづらい選手であったことは間違いなかったです。
 
そして、御存じのとおり、家長は出場機会を求めて大分に移籍してしまいました。
 
 
宇佐美も、若干ですが、この「家長病」の症状を見ることができます。
 
ただ、宇佐美は、家長には無い、正確で強烈なシュートをもっています。 
登録はMFになってますが、宇佐美も守備を苦手としてるので、
おそらく西野監督はFWとして育てるんじゃないかと思います。
 
宇佐美がガンバユース史上、最高の素材であることは間違いないです。
だからこそ、大事に育ててほしいと思いますし、
あまりプレッシャーは掛けたくないですが、
宇佐美自身も、周囲の期待に応えられるように頑張ってほしいです。
 
もう、ガンバサポは家長の二の舞を見たくはありません。
 
 
 
大塚翔平(おおつか しょうへい)選手 
プロフィール 
◇出身地 大阪府大阪市
◇生年月日 1990.4.11
◇ポジション FW
◇身長/体重 177cm/64kg
◇経歴
 1997~2002 大阪東淀川FC
 2003~2005 ガンバ大阪ジュニアユース
 2006~2008 ガンバ大阪ユース
◇代表歴 U-15~U-17 日本代表
 
 
以前、報知で大塚の事を「攻撃のポジションをすべてこなせる選手」って
紹介してたけど、大塚の事をMFなんて言うガンバサポはいないでしょう。
大塚は、才能溢れる立派なストライカーです。
 
ただ、ストライカーとしては、味方を生かすことに長けている選手です。
タイプとしては、ジュビロの前田遼一に近いかな。
 
俺はガンバジュニアユース時代から大塚に注目してたので、
頑張って試合に出れるように、練習に励んで欲しいです。
 
 
あと、大塚という選手を紹介する上で、触れておかなければいけない点が1つ…
 
彼は鹿島アントラーズのファンです。
 
 
 
 
 
まあ、ここまでざっとトップ昇格を果たした3選手について書きました。
 
しかし、ここ最近、ユースからトップに昇格した選手で、
レギュラーを獲得できたのは、安田理大しかいません。
 
確かに、今のJリーグで20歳そこそこの選手が活躍するのは
難しいことだと思います。
 
ただ、これは選手の実力だけじゃなくて、ユースの体質的な問題でもあると思います。
 
 
西野監督がガンバに来たとき、
当時、低迷を続けていたガンバのチーム状態を「ぬるま湯体質」と表現しました。
 
この後、西野監督は、実力のある選手や、生え抜きの選手でも特別扱いせず、
監督に反旗を翻すものなら、容赦なく干しました。(例:新井場、都築)
 
この結果、チーム内に規律が出来て、
ガンバはぬるま湯体質から抜け出し、戦う集団に変貌を遂げ、
タイトルを争うことができるチームまでに成長しました。
 
 
その後、2004年に寺田・丹羽・三木・家長をトップ昇格させて以降、
ガンバのトップチームにユースからの昇格組が増えました。
 
しかし、長い間同じチームでプレーしてる影響からか、
ユース出身の選手達は、お互いの事を、
競い合って高めていく関係ではなく、仲良くサッカーをする関係として
見ているようなところがあるように思います。
 
まさにこれこそ「ぬるま湯体質」じゃないのかなと思います。
 
 
実際、昨日の天皇杯を見てても、
寺田や倉田には「この試合で活躍してレギュラーを獲ってやる」っていうような
覇気が感じられませんでした。
 
要は、他のチームからガンバにやって来る選手に比べて
「ここで活躍しないと…」っていうような危機感が足りないんだと思います。
 
 
ガンバのユースチームは、多方面から高い評価を受けていますが、
トップに昇格した選手たちが、こんな状態なら宝の持ち腐れだと思います。
 
昨日、昇格が発表された3人を含め、
ガンバユースからトップに昇格した選手たちは、皆、実力のある選手ばかりです。
 
ただ、君たちは、仲良くサッカーをやるために
トップに上げてもらったんじゃないっていうことを、ちゃんと自覚してほしいです。
 
 
菅沼・宇佐美・大塚…
この3人にJリーガーとしての素晴らしいサッカー人生が待っていることを期待してます。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

  
 
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